冬の「ヨガ練習」を楽しむ方法
こんにちは!
そろそろ新年初のヨガの練習「ヨガはじめ」をされた方も多いでしょうか?
新春のヨガ練習を楽しんでいただければ幸いですが…「冬は苦手」な方もいらっしゃるかもしれません。
今日は「冬のヨガ練習」に苦手意識があったわたしの「反則ワザ」を白状しつつ、「冬だからこその楽しみ方」を考えてみましょう。
冬場は体がかたく汗もかきづらいですが、いったん体があたたまると、内側が大きくめぐるダイナミックな感覚を味わっていただけるのではないかと思います。
「正月あけたらヨガはじめます!」という方も、「冬こそヨガを楽しみたい」方も、お読みいただけると冬のヨガ練習のヒントがみつかるかもしれません。
ぜひご一読ください♪
冬の「ヨガ練習」の難しさと「反則ワザ」
冬は夏と比較すると、ヨガの練習の難易度が上がるのではないかと思います。
なぜなら、
- 体がかたい
- 動きづらい
- 汗をかきづらい
といった三重苦から「体がめぐる感じ」「練習した感じ」を味わいづらいからです。
ここで正直に白状しようと思います。
わたしは、寒い時期のヨガの練習で「ズル」をしてきました。
「ズル」…つまり、反則です。
それは、「お風呂に入ってからヨガをする」こと!
体をあたためた後だと、筋肉がやわらく動きやすいのです。
「体がかたい」「動きづらい」「汗をかきづらい」の三重苦をなかったことにできます。
一応、ヨガの師プラブジから「お風呂に入った後に練習してOK」という許可はもらっていますが…
1時間あまりお風呂に入っていることは内緒です。
インド人の感覚だと、まさか「お風呂に入る」が「1時間もつづく」とは想像がつかないでしょう。
フフフ…
先生をだますわけではありませんが、黒に近いグレーなことをしてきたのです。
なぜお風呂に入るのが「反則」なのか?
ヨガの師プラブジもOKだと言われているし、お風呂に入ってからヨガをするのが悪いわけではありません。
とはいえ、古典的な意味合いを考えると、推奨されることでもなさそうです。
伝統的なヨガでは朝起きて「沐浴をしてから」ヨガをすることがすすめられています。
「沐浴」とは、日本だと軽いシャワーのような感じですね。
そして、沐浴の目的は「体を清めること」であって、「あたためること」ではありません。
体をあたためるのは「ヨガの練習」にふくまれるのです。
ヨガの師であるプラブジの故郷の南インドは年中あたたかいですが、冬場は朝晩冷える地域もあります。
インド人が常に暑い環境でヨガをしているわけではありません。
冷える朝も沐浴(軽いシャワー)が終わったらヨガをはじめる…
つまり、「ヨガで体をあたためる」ところからスタートするのが王道といえると思います。
だからこそ、反則していたわたしが言うのも何ですが…
実はお風呂で体をあたためてから、ヨガの練習をするのは「もったいない」とも思うのです。
あたたかい状態から練習すると「快適」で「楽」なのですが、せっかくの「ヨガで体をあたためる」機会をスキップしているといえるでしょう。
冬の「ヨガ練習」の楽しさ
そんなわけで、新年は思い立って早朝からお風呂にはいらずにヨガの練習をはじめました。
体が動きはじめるまで、けっこう時間がかかります。
あたたかい季節の1.5~2倍くらいの量を「準備」として少しずつゆっくりおこないました。
なかなかエネルギーが体をめぐる感覚にならなかったのですが、「呼吸」を意識してしっかり空気を出し入れすると、徐々に体が動きだしました!
一度動きはじめると、冬の方がダイナミックにつながっていく感じがします。
「体のかたさ」や「違和感」がとけ出して、融合される感覚です。
冬のヨガの練習の楽しさは、凍ったような「カチカチの体」からやわらかい「トロトロの体」に変わっていく「対極」の感覚をあじわえるところにあるかもしれません。
寒い季節に特化した呼吸法もあります。
体の中の「火のエネルギー」をめぐらせれば、もう少し寒さに強くなれるかもしれないと感じました。
まだまだヨガの道のりは長いですが、毎日楽しみながら歩んでいきたいです。