インドの効用3選

こんにちは!
先日、ヨガクラスの後でランチをしたときに、インド帰りの生徒さんから面白い話をうかがいました。
インドに行くだけで「今ここ」にいる修行になる…という話です。
日本人はとかく「先のこと」を気にして、予定が決まらないと不安を感じがちですが…
インドでは予測がつきづらい分、インド人の意識は「今ここ」に向き、何がおこってもフレキシブルに対応できるといいます。
日本人がインドに行くと、予定が立てられない、あるいは予定変更せざるを得ない状況に直面し、
自然と「今ここ」に意識を向ける修行になる…というわけです。
インドは観光をしたりパンチャカルマを受けたりして楽しむのも最高ですが…
ただインドに行くだけで、わたしたちのメンタルが補強され、自己と向き合う機会が得られるように感じます。
まさに、精神修行といえるでしょうか。
今日は、わたしが感じる「インドに行くと得られる精神的な効能」を3つご紹介しましょう。
人に頼れるようになる

1つめは「人に頼れるようになる」効用です。
「人に頼るのが苦手」「甘えられない」方は、インドに行くといいです。
なぜなら、インドに行くと、一人で完結できない出来事が多く、
誰かに頼らざるを得なくなるからです。
たとえば、インドでバスを予約する際、インドの国番号からはじまる携帯が必要なのですが、
e-SIMを使うわたしは日本の携帯番号しかないため、一人で予約ができません。
バスを予約したければ、インド人の携帯を借りる必要があります。
さらに、バスは地元の言語表記なので、目的地に向かうバスをみつけるにも
現地の人に尋ねなければ、わかりません。
あるいは、インド人の人的ネットワークが必要なケースもあります。
たとえば、わたしが大好きなココナッツの発酵ドリンク「トディ」は、
フレッシュに飲める時間が極端に短いので、市場で流通していません。

インド人に頼んで、伝手を頼って、トディ農家さんから直接仕入れる必要があります。

…というわけで、ちょっとしたことから大きなことまで、
人に「頼る」「甘える」が必要とされるインド。
日本よりも人と人との距離感が近いので頼みやすいですし、何か頼んで断られたことがないので、
回を重ねるにつれて、頼り下手だったわたしも図々しくなっていきました。
「甘え下手」「頼り下手」な人にとっては、いい修行の機会になることでしょう。
縛りを解放できる

2つめの効用は「縛りを解放できる」です。
日本にいると、「こうしなければならない」「こうあるべき」という縛りが多いですね。
たとえば…
- 遅刻してはいけない
- 約束は守らなければならない
- 公共の場では静かにするべき
などなど。
実際には、「こうあるべき!」ができなくても罪に問われるケースは少ないでしょうから、
実は自分で自分を縛っているだけなのですが…
必要以上にプレッシャーを感じる人も多いのではないでしょうか。
はい。「こうあるべき!」という思考が強い人にインドはおすすめです。
なぜなら、インド人はビックリするくらい「いいかげん」な一方で、
それでも物事がうまくまわっているのを見ると「これでいいんだ…」と肩の力がぬけるからです。
そして、誰かのミスを「ゆるす」許容量が日本よりもはるかに大きいでしょうか。
このインド人の「いいかげんさ」と「ゆるすこと」は密接なつながりがあると感じています。
つまり、インド人は適当にゆるく生きている分、ストレスがたまっていないから人をゆるせるのです。
一方で日本人は真面目にキッチリやろうとする分、我慢やストレスをためこんでいるから、
他人のちょっとしたミスがゆるせないのでしょう。
インド人の「適当さ」と「ゆるせる心」をまのあたりにすると、「その方がいい!」と実感しますし、
自分の「こうしなければ!」という縛りを解放し、楽に生きられるようになるはずです。
自分のパターンをくずせる

3つめは、「パターンをくずせる」効用です。
変化を望む人、自分のパターンをくずしたい人にとって、インドは最適だと思います。
日本で生活していると、だいたいのことが予測可能ですね。
明日の予定も、自分の将来も、なんとなく先が見えます。
だからこそ、変化しづらいし、変化する恐怖を感じる方も多いのではないでしょうか。
一方で、インドの日常は混とんとしていて、カオスそのもの。
予定は刻々と変わっていきますし、予想もしない出来事が待ち受けています。
そんなカオスの中にいると、
- 変化することが普通
- 変化しないことが異常
だと思えてくるもの。
つまり、変化が当たり前になれば、自分のパターンをくずしやすいように思います。
思考パターンであれ、行動パターンであれ、インドにいると変えやすいはず。
だって、明日のことはわからないし、何がおこっても不思議ではないからです。
「変えたいのに変わらない…」とか「いつも思考が堂々巡りしてる…」という方は、
インドに行くと解決の糸口がみつかるかもしれません。
【まとめ】コンフォートゾーンから出る

というわけで、今日はインドの効用を3つご紹介してきました。
- 人に頼れるようになる
- 縛りを解放できる
- 自分のパターンをくずせる
…この3つに共通することは「コンフォートゾーンを出る」ということだと気づきました。
人に頼るのが苦手な人が、誰かを頼るのは「快適」ではないですし、
自分に縛りを課している人が適当なインド人を見ると、イラっとするでしょう。
あるいは、予測できない混とんとしたインドに不安を感じるかもしれません。
いずれも「快適」ではない環境に身をおくからこそ、自己と向き合わざるを得なくなり、
変化や成長につなげられるのです。
ただ行くだけでコンフォートゾーンを抜け出し、自分を成長させられる…
インドはすごい国ではないでしょうか。
なお、「え?わたしは甘え上手だし、縛りなんてないし、常に変化してますから!」
という方にもインドはおすすめですよ。
そんな方は日本人よりインド人に近いですから、ナチュラルにインドになじめるはず。
みんな、インドへ行きましょう!
またそのうち、ツアーを企画します。


