インドでの不妊治療の結末

モンキーマインドにぬる薬

こんにちは!
インドから帰国して、約1週間。

「お風呂」に毎日入れる喜びをかみしめるとともに…
日本の「お米」のおいしさに感激しています。

毎日が最高です!
短期間でも海外で生活をすると、日本の良さを再発見できますね。

さて、今回の約2ヶ月におよぶインド生活の目的は「不妊治療」でした。
ブログであまり詳細をかききれていませんが、治療の結果と今後の展望について、シェアしましょう。

インドでの不妊治療の結末

血液と感情

結論からいうと、インドで体外受精を1回行って、結果は陰性に終わりました。
つまり、妊娠にはいたらなかったということです。

ドクターから知らせを聞いて、ショックを受けたものの、
少し前にその結果を予期する出来事があったので、「やっぱり…!」と感じました。

受精卵を子宮にもどす胚移植を行ってから、ちょうど7日目くらいのこと、
急に体の中にあったエネルギーが抜けて空っぽになった感じがしたのです。

胚移植した後は、何か特別な存在感があったわけではありません。
しかし、「あ、抜けていった」という感じは確かにありました。

そして、体が次の生理に向けての準備をはじめた感覚があったので、
「今回はご縁なしか~」と思っていた矢先の最終通告だったのです。

「あ~あ…」と残念に感じつつも…
体の感覚をキャッチできていたことは、自信につながりました。

着床しなかった原因は?

FAQ

着床しなかった原因についてドクターにたずねると…

「正直、よくわからない」そうです。

わたしの子宮の状態は良かったし、タイミングもよかった。
そして、受精卵の状態も良好だった、とのこと。

しかし、事前に説明を受けていたとおり、
「どれだけ適切な状態で、適切に処置をしても、うまくいかないことはある」ようです。

何か強いて原因をあげるとすれば…

受精卵のグレードが高くても、グレードはあくまで外見からの判断であって、
質がともなっていない(質が低かった)可能性がある、というのが1つ。

もう1つは、わたしの子宮上に、エコーでは確認できないような小さな問題が隠れていて
着床を妨げている可能性があるかもしれない…ということ。

いずれも可能性の問題にすぎず、原因は特定できないようです。

わたしの原因分析

薬

一方、わたしには、着床できなかった原因として1つ心当たりがあります。

9月にインド入りして、そこからホルモン剤の投与がはじまったわけですが、
わたしの体は過剰反応して、本来のバランスをくずしてしまったと感じるのです。

西洋医学の薬を15年くらい、飲んでこなかったせいか、
あるいは、はじめてのホルモン剤の影響が甚大だったのか…

予定よりも早く子宮内膜が厚くなりすぎて、移植を見送らざるをえなかったり、
その後、生理がダラダラと2週間近く続いたり…と、体のリズムがおかしくなっていました。

わたしにとって、生理が2週間続くのは人生ではじめての出来事。
ドクターからは、薬の影響でそのようになることがあると伺いました。

しかし、対処療法に優れた西洋医学では「ダラダラ続く生理」を問題にはしません。
「生理が止まらないなら、薬で止めてしまえばいい!」と考えるのです。

つまり、生理のタイミングも期間も、すべて薬でコントロールされた中での移植でした。

人為的なコントロールと強い刺激で…
「体が変化についていけなかった」というのが、わたしの正直な感想です。

とはいえ、これはわたしの主観にすぎません。

西洋医学のドクターによると、上記の「生理が止まらない問題」は、
体外受精の結果とはまったく関係がないそうです。

閉経した女性でさえ、「薬で生理を再開させ、妊娠させられる」と豪語するのが西洋医学。
現代の医学の発展は、なんだかいろいろ考えさせられるレベルにあるようですねえ。

代替医療は、どう考える?

今回、西洋医学の治療をしっかりと受けるかたわら…
アーユルヴェーダとホメオパシーのクリニックにもお世話になりました。

アーユルヴェーダはインドの伝承医学、ホメオパシーはイギリス由来の自然療法で、
いずれも患者の「全体」を見て、原因の根本からアプローチする医療です。

アーユルヴェーダのドクターには、詳しい事情を話さずに脈診を受けましたが、
最初に「あなた、生理は順調?」と聞かれてギクリとしました。

お世話になったアーユルヴェーダのドクター

つまり、生理に問題があるように感じられるということ。
ドクターからは「アパーナ・ヴァータ」の機能が低下している…と指摘されます。

「アパーナ・ヴァータ」とは、排尿や排便・生理など排せつのプロセスをつかさどるエネルギーで、
十分に機能していると生理が順調なのはもちろんのこと、妊娠しやすいそうです。

「この状態だと、妊娠は難しいよ」とまではおっしゃらなかったですが、
アーユルヴェーダ的には、妊娠しやすい状態とはいえなかったのでしょう。

一方のホメオパシーでは、水分不足や亜鉛不足・消化機能の低下など、
体の基本的な機能の低下を指摘されました。

ホメオパシーのドクター達。ご夫婦でクリニックをされている。

わたしは集中すると、水を飲むのを忘れる傾向があるので、水分不足はおっしゃるとおり。

亜鉛の不足についても、亜鉛がふくまれる食材をインドで食べれていなかったので、
栄養不足におちいっていたのだと思います。

全体的に、「体がととのって、準備できている」状態ではなかったといえるでしょうか。

今後の展望

…というわけで、わたしは「体を立てなおす」ところから、もう一度はじめます。

アーユルヴェーダの薬も、ホメオパシーのレメディも3ヶ月分、入手しました。

アーユルヴェーダの薬
ホメオパシーのレメディ

体づくりを徹底しておこなうことで、西洋医学の薬の強い刺激にも動じない状態にもっていきたいですね。

早ければ、来年の春頃までに再度チャレンジする予定。
受精卵を凍結できているので、次回の滞在は移植のみの短期間ですみそうです。

今後、何度かトライして、それでもダメなら挑戦は終了となります。
それまで、あたたかく見守っていただければ幸いです。

なお、「妊活」を公表すると、「クラスやサロンはどうするつもりなの?」と
ご不安を与えてしまうかもしれませんが…
妊娠後も体調を見ながら、ゆるやかに活動を続けていくつもりです。

今回の不妊治療で感じたヨガ的な話や代替療法についての詳細などは、
どなたかのお役にたつかもしれないので、これからシェアしていきます。

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