聖者との邂逅

モヒニアッタム

こんにちは!
インドの「桃源郷」アムリタプリに来て4日目。

朝は読経からはじまり、ヨガをして、聖典のクラスに参加して…と充実した毎日です。

そして、聖者として知られるアンマのダルシャンを2回受ける機会にめぐまれました。

「ダルシャン」とは「謁見」と訳される言葉で、アンマの近くにいってハグ(抱擁)をしていただきます。

今日はアンマの「ダルシャン」について、お話ししましょう。

アンマの「ダルシャン」とは?

冒頭でご紹介したように、「ダルシャン」は聖者として知られるアンマにハグ(抱擁)をしていただく機会です。

「聖者」とは真理を知る人、悟りをひらいた聖なる人を意味します。

つまり、ただのハグではありません。
わたしにとっては、深い気づきと癒しが与えられる機会でしょうか。

ハグの瞬間は心地よくうっとりして…一瞬のように感じられる一方、長い長い時間が経過したようにも感じます。

ダルシャンを受ける人はたくさんいて、わたしはその中の1人にすぎないわけですが、なぜかアンマはわたしのことを「理解してくださっている」と感じるのが不思議なポイント。

  • わたしが誰なのか
  • どんな想いで来たのか
  • 何を考えているか
  • 何が必要なのか

…何もかも理解されて、必要なものを与えてくださっているように思うのです。

なお、ハグの前後で少し言葉を交わすこともできます。

今回はマラヤラム語で話しかけたら、理解してくださったのがうれしかったです。

もちろん、ゆっくりしか話せませんし発音も相当あやしいはずですが、「うん、うん」と耳をかたむけてくださいます。

こちらが質問をしたら何か言葉をかけてくださるし、逆に質問されることもあります。

そして、最後にニヤッと笑ってプラサード(おさがり)を渡してくださり、ダルシャンは終了です。

2023年アムリタプリのダルシャン事情

以前アムリタプリに来たときは、アンマのダルシャンを受けられる曜日が決まっていましたが…

最近は毎日休みなくダルシャンがおこなわれているそうです。

血液と感情

2023年現在、外国からの訪問者はすべてダルシャンの前に抗原検査を受ける必要があります。

抗原検査で陽性にでもなれば、5日間の隔離が待っているので、ドキドキしながら検査を受けました。

ちなみに検査の有効期限は当日のみ。

短期滞在の場合は、ダルシャンのたびに検査を受ける必要があります。

わたしたち外国人がせっせと検査を受ける一方でインド人は検査不要ですから、なんだか謎ルールだと感じますね。

検査を受けて陰性のスタンプを押してもらったら、ダルシャンの整理券をもらって、順番を待つという流れでした。

ダルシャン時に「N9マスク」という苦しいマスクが必要という情報もありましたが、実際は布マスクで大丈夫でしたね。 

苦しくて着用できなかったN9マスク

情報が錯綜するのはインドならではでしょうか。

それにしても、毎日たくさんの人をハグしてくださるなんて…頭がさがります。

1人1人に全力で向き合うアンマを見ていると、涙があふれでてくるのでした。

そういえばヨガの師であるプラブジも、以前アンマがシンガポールにいらっしゃったときにダルシャンを受けたとおっしゃっていたはず。

今後、日本に来日される機会もあると思うので、どうぞお楽しみに。

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