体からの「警告」を見逃すべからず

こんにちは!
ヨガやアーユルヴェーダといった自然療法の世界に足を踏み入れて、15年くらいになるでしょうか。
ある年の元旦に中耳炎になって、あまりの痛みにのたうちまわりながら
「なんで、自然療法は、痛み止めがないんだよー!!」と叫んだのを思い出します。
西洋医学などの対処療法では、薬で痛みを大幅に緩和できますが…
自然療法は「鎮痛」をうたうものでも、「本当に効果ある?」と疑いたくなるくらい
マイルドな鎮痛効果しかないケースが多いです。
なぜなら、痛みとは体からの強烈なワーニングであり、
根本的な原因をひもとく必要があるというサインだから…だと理解しています。
外的な要因で痛みが取り除かれてしまうと、体の発する警告を聞けなくなります。
痛みが何を伝えてくれているのか?わたしたちは理解する必要があるのでしょう。
今日は「痛み」をふくめて、体から「不調」という形で発せられるメッセージについて考えます。
痛みや不調のスピリチュアル的な意味

みなさんは体調が悪いときに、どのような症状がでることが多いでしょうか。
わたしは昔、風邪をひくと必ず強い咳をともないました。
さらに体が弱ると、しつこい湿疹やギックリ腰に悩まされていたのです。
少しスピリチュアルな観点でお話しすると…
「咳」は、言いたいことが言えていないとき、本音で話せていないときに
体にためこまれたものを「咳」という形で出すのだと聞きます。
「湿疹」は、自分と外界との境界である「皮膚」のトラブルであり、
自己と他者の境界線があいまいになっているときに出ることがあるそうです。
ギックリ腰など腰のトラブルは、「体の要」が揺らいでいる、
つまり、自分の「土台」や「基礎」が危うくなっているサインとも考えられます。
ギックリ腰で歩けなくなる…としたら、「もう前に進めないよ、休んでよ」という
体からのメッセージなのかもしれません。
右半身と左半身でメッセージはどう違う?

不調が出るのが、体の右側か左側か?というのも大きな意味がありそうです。
- 右半身は陽のエネルギーであり、男性性に関わることや対社会・行動・責任
- 左半身は陰のエネルギーであり、女性性に関わることや心の内側・感情
などの意味があるのだとか。
いつも右側に痛みがでるとか、左側だけケガしやすいとか…
何か傾向があるとしたら、体からのメッセージに耳を傾けた方がいいかもしれません。
2024年パンチャカルマツアーで、あるトラブルに対応していたさなか、
わたしは、右半身のみ33か所、謎の虫に噛まれる…という珍事件に出くわしました。
左半身は一切噛まれるいないのに、右半身だけやられたのです。
その後、トラブルの対応が終わって落ちついた後、今度は左のふくらはぎが肉離れになりました。
これは体からのメッセージとして、わかりやすい例でしょうか。
トラブル対応という対社会的なことに奮闘していたときに、
「男性性が過剰になってるよ」と知らせてくれたのが右半身のトラブル。
その後、感情的な処理が追いついていないことを知らせてくれたのが
左ふくらはぎの肉離れの痛みだと感じました。
体からのメッセージを受け取る?

ここまでお読みになって、「そんなバカな…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
痛みも不調を「偶然」だと考える方も多いでしょう。
あるいは、体からのメッセージが「正しい」か「正しくない」かが気になるかもしれません。
体とのコミュニケーションは、あくまで受け取り手次第なので、
本人が「しっくりくる」と感じるものこそが、体からの真なるメッセージだと思います。
わたしたちの「心」は嘘をつくのが上手ですが、体はとても正直。
- 「これは荷が重いよ?」
- 「土台から見直して…」
- 「本音が言えてないよー」
など、さまざまなメッセージから、わたしたちに気づきを与えてくれます。
体からのメッセージを受け取るのも無視するのも、わたしたち次第。
痛みや不調を毛嫌いせずに、心と体に向き合っていきたいですね。