松と薬草タバコで「モクモク会」レポート
こんにちは!
松と薬草タバコを楽しむ「モクモク会」に参加してきました。
松をはじめ、ヨモギや陳皮、ドクダミなどさまざまな薬草を組みあわせた「ハーブスティック」に癒され…
いえ、ノックアウトされた会でした。
わたしはまだ、ふわふわした世界にいます。
今日はそんな薬草タバコのWSについてレポートしましょう。
松ってすごい!
松と薬草タバコを楽しむモクモク会は、「松の葉」を1本、噛みしめるところからスタートしました。
そう…あの、とんがった葉を噛み噛みするのです。
どんなお味かというと…
最初は酸味が広がり、そのうち苦味や甘みも出てきます。
決しておいしい!とはいえませんが、「案外いける」という感じでしょうか。
なんと昔は、飢餓のときに「松」が食されたそうです。
松の葉だけでなく、樹皮や根まですべて食料になったそうで。
松はアミノ酸をふくむ完全栄養食なのだとか。
松の健康効果はこちらでご紹介したとおりですが…
体への影響にとどまらず、場所の「気」をよくする作用もあるため、
昔から家の門などに植えられてきた背景があると伺いました。
手巻きタバコをつくる
さて、いよいよ「松の葉」を巻き巻きしてタバコをつくります。
専用のローラーに松を20本ほど入れて…
紙を巻きこんで、巻き巻きします。
できあがると、こんな感じです↓
活性炭入りのフィルターを一緒に巻くと、よりタバコっぽくなりますね。
最初はむずかしく感じたものの、コツをつかむとうまく巻けるようになるのがおもしろいところ。
ただひたすら巻き巻きする時間は、瞑想のようでした。
松葉タバコのお味は?!
手巻きタバコができたところで、外に出て吸います。
タバコを吸うのは何十年ぶりでしょうか。
一口目はゴホゴホと盛大にむせてしまいました。
なんとも刺激が強い…!
「ハーブスティック」といえども、ちゃんと「タバコ」ですし、
肺まで吸いこむと、強い刺激が体中をめぐります。
一気に細胞が目覚めて、覚醒するようなピリリとした感触。
活性炭の入ったフィルターがないと、1本さえ吸いきれませんでした。
オリジナルの薬草タバコをつくる
「松葉」だけでは相当刺激が強いので、「薬草」をミックスしてタバコを巻き巻きします。
先生がブレンドされた「山ちゃんブレンド」のほか、自分で好みの薬草を選んでオリジナルのタバコをつくるのです。
- リラックス効果の高いヨモギ
- 女性ホルモンの分泌を高める桜チップ
- かぐわしい香りの木蓮
などをブレンド。
ふんわりと、いい香りがただよいます。
松葉と薬草をミックスしたタバコのお味は…
松葉だけのタバコよりもマイルドですが、やはり刺激は強め。
3本ほど楽しんだところで、頭がぼ〜っとしてきました。
体がビックリしているのか、あるいは、ミックスした薬草のリラックス効果かもしれませんね。
松と薬草タバコの楽しみ方
というわけで、わたしの場合は「松と薬草タバコ」を日常的に楽しむには刺激が強すぎる感じです。
しかし、タバコにつかった「山ちゃんブレンド」をお茶にしていただくと…
めちゃくちゃマイルド!
なんだか落ちつく上に、いくらでも飲めそうです。
そして、タバコにしなくても、ただ燃やして「お香」として楽しむのもよさそうです。
個人的には、「山ちゃんブレンド」で自宅サウナを楽しもうと思っています。
松と薬草のとりいれ方は、タバコやハーブティーやお香などさまざまですが…
どのやり方が一番いいかは、一概にはいえないようです。
自分にとって心地よく、続けやすい方法で楽しんでいきたいですね。
【余談】松葉タバコは伝統的?!
さて、今の日本社会で「松葉のタバコ」は一般的でないイメージがありますが…
実は、大正時代くらいまで「松葉タバコ」が実際に日本で販売されていたそうです。
高価なタバコを買えない庶民の楽しみが松葉タバコだったのだとか。
単体だと刺激の強い松葉だけのタバコでなく、薬草をブレンドしたものだったようですよ。
そして、今日のワークショップについてフィリピン人の英語の先生に話をしたら…
「ああ、それって伝統的なタバコだよね?」というリアクションがありました。
一昔前のフィリピンでは、タバコの葉にマホガニーの木の葉をまぜて、タバコを吸っていたのだとか。
マホガニーの葉に特別な効能があるわけではなく、
市販のタバコは高くて買えないから…ということでした。
というわけで、日本にかぎらず「薬草タバコ」は庶民の楽しみの1つだったのかもしれませんね。
松をはじめとする植物の力に感謝です。