受けとり上手になる

受けとり上手

こんにちは!
久しぶりに家庭菜園に行ったら…雑草がぼうぼうに伸びていました。

気温が上がり、雨がよくふるこの季節。
雑草もふくめて植物が一気に成長するタイミングでしょうか。

先日、家庭菜園の先輩からいただいたカボチャと落花生の苗が元気に育っていて安心しました。

苗をいただいたときに「うまく育てられないから、少しでけっこうです」と遠慮したのですが…
先輩は「あげたものが、その後どうなろうと気にならないから」とおっしゃってくださり、苗をたくさんいただいたのです。

ところで、みなさんは「受けとる」のが得意でしょうか?

わたしは、あまり上手な方ではないと思います。
何かを受けとると、その分を返さなければならない気がして、プレッシャーに感じるのです。

上のケースだと、もらった苗から「こんなに収穫できました!」と披露しなければならない気がして、「たくさんもらうのが怖い…」と感じたのでした。

あげた方はそんなことを期待していないのに…です。

しかし、天性の「受けとり上手」ともいえる愛犬の様子を見ていると、余計なことを考えずに受けとればいいと思えてきました。
今日は、犬から学ぶ「受けとり上手」「与え上手」について考えてみましょう。

犬は「受けとり上手」

犬は、天性の「受けとり上手」だと思います。
なぜなら、「衣食住」を別の種である人間に丸投げしているからです。

犬と人間の歴史を考えると、人間がそうさせた…ともいえますが、
「全部、まかせた!」と他の生き物に頼るなんて、なかなか大胆ではないでしょうか。

つまり、「受けとる」ことに何の迷いも抵抗もないのです。

  • 「こんなにもらうと悪い…」という遠慮
  • 「わたしがもらっていいのか…」という卑下
  • 「何を返せばいいんだろう…」というプレッシャー

などは、何ももっていません。

ただ「受けとる」だけです。
受けとったものが「好みのもの」や「十分な量」ではないかもしれないけれど、それもふくめて受け入れます。

そして、めったなことで文句を言いません。
なんだかすごいなあ…と感じるのは、わたしだけでしょうか。

犬は「与え上手」

与える

犬は「受けとる」だけでなく、「与え上手」でもあります。
人の気持ちを敏感に察してよりそったり、ナワバリ(家)を守ろうと警備してくれたりします。

訪問者に吠えるのは、やめてほしいですが…
本人は「ナワバリを守ったよ!」と得意顔です。

自分のできることから最大限「与えようとする」姿勢も、見習いたいと感じるポイント。

  • できることを、最大限やる
  • できないことは、やらない

という潔さにハッとさせられるのです。

わたしたちは、できないことをやろうと…もがいていないでしょうか。
できることを、面倒くさがって避けていないでしょうか。

不要になった価値観をアンラーンする

アンラーン

さて、天性の「受けとり上手」「与え上手」ともいえる犬ですが、人間はなぜ彼らのようにできないのでしょうか。

わたしたちが生きるなかで自然と身に着いた「遠慮」「卑下」「プレッシャー」など余計な価値観が、「受けとる」「与える」ことを邪魔しているようにも感じます。

こうした価値観は、社会のマナー的な側面もありますが…
場合によっては、生きづらさを助長するのも事実。

犬のように、ただ「受けとる」「与える」ことに専念できると、もっと楽に生きられると思うのです。

もし、自身を生きづらくする価値観や思考があるならば、アンラーンする(学んだことを棄却する)必要があるかもしれません。

少なくとも、純粋な動物たちから「受けとり上手」「与え上手」を学べる余地はありそうです。
「今の自分」にとって、楽に生きられる思考をとりいれていきたいですね。

Follow me!