愛情ホルモンと「かに座」
こんにちは!
犬など動物を飼うと、許容範囲が広がるように思います。
たとえば…家具をかじられたり、お気に入りのカーペットを汚されても「まあ、いいか」と思えます。
他の動物のウンチをかじった後に、わたしの手をなめまわしても…
「深く考えるのはやめよう」とあきらめがつくから不思議なもの。
「心が広くなってよかった!」と思っていたら、実は限定的な範囲での効果だったようです。
先日、友達の子どもに汚れた手でさわられそうになり、すぐに「手、洗おうね?」と洗面所につれていったのでした。
犬の不衛生さは許せても、友達の子どもに服を汚されるのは嫌だ…
なんと心がせまく、身勝手なことでしょうか。
許容範囲がひろがったのは、愛犬にたいしてだけでした。
そして、この感じは愛情ホルモンともよばれる「オキシトシン」の副作用であり、
インド占星術の星座でいえば「かに座」の性質そのものだと感じました。
何の話?と感じられるかもしれませんが…
今日は、愛情ホルモン「オキシトシン」に星座の「かに座」をからめてお話しします。
愛情ホルモン「オキシトシン」の効果
脳で分泌される「オキシトシン」というホルモンをご存知でしょうか。
「愛情ホルモン」ともよばれ、授乳中や子育て中に赤ちゃんと両親がふれあうと双方に分泌されることで知られます。
「オキシトシン」が分泌されると、幸福感が高まり、ストレスを緩和する効果もあるのだとか。
「オキシトシン」は必ずしも子育て中にかぎらず、ペットとのふれあいや仲間同士の関係性でも分泌されると明らかになっているようです。
しかし、この愛情ホルモン「オキシトシン」はメリットばかりではありません。
実は、思わぬ副作用もあるのです。
愛情ホルモン「オキシトシン」の副作用
家族やペットなどとふれあい「オキシトシン」が分泌されると、幸福感を感じる一方で、排他的になるともいわれます。
家族やペットなど「身内」にたいして愛情深くなるということは、
裏をかえせば、「身内」以外への関心は相対的に下がり、時には冷酷になり得るからです。
愛情を感じる対象(わたしの場合は犬)がすることなら許せても、同じことを別の対象(友達の子)がするのは許せない…
という状態は、「オキシトシン」の副作用といえるかもしれません。
「身内」にはやさしく思いやりがある一方、身内を守るためなら何でもやる…
愛情深い「お母さん」のような作用でしょうか。
愛情ホルモン「オキシトシン」と「かに座」
インド占星術で「かに座」は、「オキシトシン」の作用のような意味をもちます。
情緒的で愛情深く、慈愛にみちた「お母さん」のような存在である一方、
愛をそそぐ対象以外への関心はうすく、害があると感じれば平気で切り捨てるのです。
生まれたときの場所と時間により、「かに座」と関係が深い人は、そのようなパーソナリティをもちますが…
「かに座」とあまり関係がないホロスコープの人でも、「オキシトシン」を分泌すれば「かに座」っぽくなるのがおもしろいポイント。
なぜなら、天体の12個の星座は、自分との関係の深さにそれぞれ差はあるものの、
実は誰もがすべての星座の要素をもちあわせているからです。
「オキシトシン」を分泌することで、自分の奥深くで眠っていた「かに座」のパーソナリティーが出てきた…という感じでしょうか。
オキシトシンを通じて、自分のかくれたパーソナリティーを見るのも、おもしろいかもしれません。
いずれにせよ、家族や動物とのふれあいで分泌される「オキシトシン」は、幸福感やストレスの軽減をもたらしてくれる素晴らしいホルモン。
副作用に気をつけつつ、ふれあいを楽しんでいきたいですね。