「バガヴァッドギーター」の全体像を知る
こんにちは!
少し先になりますが、ゴールデンウィークのご予定はどんな感じでしょうか。
5/3(火)~5/5(木)にかけて、「バガヴァッドギーター」の全体像を学べるクラスが東京で開催されます。
「バガヴァッドギーター」とは、インドではもちろん世界で知られる「聖典」です。
「バガヴァッドギーター」で説かれている内容を一言でいうならば…
「自分に関する本質の知識」といえます。
幸せになりたいすべての人におすすめの聖典「バガヴァッドギーター」の全体像を学べる贅沢なクラス。
著名なグルであるスワミ・ダヤナンダ・サラスワティから直接学ばれ、インドの伝統的なグルクラム(学校)でサンスクリット語の先生として活躍されるメーダーミチカジから指導いただける貴重な機会です。
すでに残席わずかとのこと。ご都合があう方はぜひ参加されてみてください。
詳細・お申込みはこちらから。
今日は、ヨガとも縁が深いインドの聖典「バガヴァッドギーター」についてお話しします。
ぜひご一読いただければ幸いです。
「聖典」は「人が幸せになるための知識」
冒頭で「バガヴァッドギーター」について「聖典」とご紹介しましたが、
「聖典」とは「人が幸せになるための知識」をさします。
インドでは、古代から口伝で伝えられてきた「ヴェーダ」とよばれる「聖典」が有名です。
そして「ヴェーダ」は、人間が幸せになるための知識で「経験や推測では知りえないもの」をさします。
たとえば…
- 雨をふらせる
- 商売繁盛
- 結婚
といったさまざまな「幸せ」を実現する「儀式の方法」などが書かれているようです。
いずれも人を幸せにする知識であり、その集合体だからこそ「聖典」とよばれるのでしょう。
もし仮に
- 人にプレッシャーを与える
- 信仰を強要する
- 不幸をもたらす
ような知識だとしたら「聖典」とはよばれないでしょうし、大切に受け継がれることもないはずです。
「バガヴァッドギーター」は「聖典」のエッセンス
「バガヴァッドギーター」は、幸せに関する知識がまとまった「聖典」のエッセンスでもあります。
実は、インドの聖典「ヴェーダ」は膨大な知識体系。
学ぶにはとてつもない時間がかかるし、誰でも学べるわけではありません。
そこでといっては何ですが、膨大な「ヴェーダ」のまとめとして「ヴェーダーンタ」(ウパニシャッド)とよばれる結論が用意されています。
幸せになる方法が説かれた「ヴェーダ」のなかで、「結局、どうしたら幸せになれるのか?」という本質が端的に説かれている結論パートが「ヴェーダーンタ」。
さらに、この結論「ヴェーダーンタ」の教えを凝縮したエッセンスが「バガヴァッドギーター」なのです。
実際「バガヴァッドギーター」は、7ミリ程度の厚さでおさまる小冊子です。
いかがでしょうか。
「小冊子ならいける…!」と思われないでしょうか。
「バガヴァッドギーター」は「自分の本質」の知識
幸せの結論のエッセンス…である「バガヴァッドギーター」では、主に「自分の本質」についての知識が説かれてきます。
なぜ「自分とは何なのか?」本質に目をむける必要があるかといえば…
わたしたちの不幸の原因が、自己に対する無知と混乱だと考えるからです。
本質的に「自分」とは制限のない完全な存在なのに、制限のあるちっぽけな存在を自分だと認識しているから「不幸」なのだとギーターは指摘します。
不幸の原因である「自分に対する誤解や混乱」をとりのぞけば、幸せが得られるという理屈ですね。
とはいえ、自分について深く知らなくても「十分幸せです!」という方も多いかもしれませんが…
わたしたちの「幸せ」が永続的に続かないのは、みなさん経験上理解されているはずです。
完全な幸せを得るには、「自分」に対するとらえ方を再構築する必要があり、経験や推測では得られない知識が役立ちます。
経験や推測で得られない「幸せになるための知識」を与えてくれるのがインドの「聖典」。
ご興味のある方はクラスに参加されてみてください。
わたしは主催者ではなく、主催をサポートする立場でもないですが、どなたにもおすすめしたいクラスです。