「オイルプリング」で口腔ケア!
こんにちは!栗ご飯が美味しい季節になりましたね。
今朝は、栗をむきながら「オイルプリング」をしていたのですが、改めてメリット、デメリットについて調べてみました!
「オイルプリング」って?何がいいの?
「オイルプリング」とは、オイルでうがいをして、不要な毒素を引っ張り出す(プリング)こと。
サンスクリット語でガンドゥーシャまたはカバラと呼ばれていて、両方とも「一口、一口分」という意味です。
オイルを口の中に入れることで、油分が口の中で吸着し、歯茎や口腔内の毒素を「引っ張る」媒体となり、体を「浄化」してくれる、アーユルヴェーダの手法の1つです。
効果としては、
・口臭の除去
・口の中の有害な細菌の数を減らす
・歯茎の炎症を軽減
・唾液が出やすくなる
・(うがいするので)顔の筋肉をほぐし、顔色をよくする
・ほうれい線の軽減
など。
主に口腔衛生に効果があるものですが、長く続けることで、口腔内の毒素を取り除くでなく、腎臓、肺、肝臓、心臓、小腸、胃、結腸、脊椎などからも毒素を取り除く効果があると言われています。
そうした体全般の毒素が出ていくことで、
・頭痛
・にきび
・喘息
・肥満
・糖尿病を含む様々な病気
を治療するのにも役立つそうです。
インドの歯科研究雑誌に掲載された2009年の研究では、一般的なマウスウォッシュと比較して、ゴマ油でオイルプリングすると、プラークが減少し、歯肉スコアが改善されることがわかりましたが、米国歯科医師会(ADA)からは、サンプルサイズの小ささなど様々な点から「信頼できない」と批判されています。
「オイルプリング」のデメリット
「オイルプリング」自体は、古来から行われてきた方法であり、それ自体で深刻なリスクや副作用を引き起こす可能性は低いのですが、
・過信して、病気の治療をやめてしまう
・歯磨きをしなくなってしまう
・オイルに問題がある
・長時間やりすぎて、顎のこわばりや頭痛を引き起こす
・オイルを飲み込んでしまう
などの行動により、弊害が出ているケースもあります。
日本人では少ないと思いますが、治療や歯磨きの習慣などを、オイルプリングで代替するというのはNGです。
治療も歯磨きも続けてください。
「オイル」は純粋な植物油であれば問題ありません。高度に精製されていたり、加工されているものは避けた方がよいでしょう。
手に入りやすいゴマ油(太白ゴマ油)か、ココナッツオイルあたりがお勧めです。
ココナッツオイルの風味が好きという話もよく聞きますので、このあたりはお好みで。
そして、オイルは、毒素を吸着してくれるものですから、うがいが終わったら吐き出します。誤って飲み込んでしまわないように注意が必要ですね。
日本人の医師の方で、オイルプリング後、オイルを飲用することを勧められている書籍を目にしたことがあります。
これだと、毒素を集めて飲み込んでいる…という状態になりますので、効果がない、あるいは逆効果になるのは当然…だと思います。
「オイルプリング」のやり方
- 朝起きた後、ティースプーン1〜2杯分のオイルを口に入れる
- 口をとじて、「ぶくぶく」とうがいをする。喉の奥に入れて「がらがら」うがいをしない
- 5分~15分くらい、「ぶくぶく」うがいを続ける。油が唾液と混じり合ってくる
- 終わったら、油をティッシュなどに吐き出す
- ぬるま湯で口をしっかりすすぐ。塩やターメリックをぬるま湯に加えてもOK
初めての方は、5分からはじめてみてください!
上記の「デメリット」でご紹介したように、やりすぎると、顔の筋肉に影響しますし、5分でもなかなか最初は「長いな~」と感じるのではないかと思います。
「オイルプリング」を2年続けてみた結果
私自身は、ここ2年間ほど、ほぼ毎朝オイルプリングを行っています。
市販のマウスウォッシュはあまり使いたくない。でも、お口のエチケットは気になる…!というところから始めましたが、歯茎の弾力UPと、(歯茎の)色がキレイになったという実感があります。
以前は、歯茎がちょっとぶよっとして、色も今よりくすんでいました。
その他、人によっては、歯のホワイトニング効果を感じている方もいらっしゃるようですが、私自身は、そこは変わらない印象。
とはいえ、歯茎を含めた口腔ケアに役立っていると感じています。
そして、気持ちがいい!
オイルを吐き出して、ぬるま湯ですすぎ終わった後のスッキリ感がやみつきで、朝の気持ちいい習慣の1つになりました。
ぶくぶくと、うがいをしている間は、何か別のことを同時並行してもOKです。
私は掃除をしたり、家事をしたり、今日は栗の皮むきでした。
スマホやPCを見ようとしたこともありますが、何か驚くような連絡を見てしまったり、感情が動くと、うっかり一部飲み込みそうになってしまうので、単純作業がいいかなあと思います。
これからの季節、オイルを少しあたためて口に含むと、なお心地よくておすすめです!
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