パンチャカルマ【後日談】アーユルヴェーダ薬で再起動
こんにちは!
インドから帰国しておよそ1ヶ月になろうとしています。
もう6月とは…早いものです。
わたしは先月の半ば頃から、アーユルヴェーダのドクターに処方してもらった薬を飲みはじめ、今も服用をつづけています。
インドからの帰国直後は「廃人」とよべるくらい、体力気力ともにおとろえていましたが…
少しずつ快復し、今は体全体が入れ替わったような軽さがでてきました。
パソコンを更新して再起動するように、わたし自身も再起動できた感じでしょうか。
今日は、アーユルヴェーダの浄化療法「パンチャカルマ」のその後として
帰国後の様子をご紹介しましょう。
浄化療法は「アフターケア」が大切
わたしがインドで受けたアーユルヴェーダの浄化療法「パンチャカルマ」は、
- 準備
- 本番
- アフターケア
の3つに分かれており、浄化の「準備」と「本番」はインドでおこないました。
一方で、「アフターケア」は帰国後に自分でおこないます。
浄化の「準備」と「本番」は、たとえるなら家の大掃除が終わった状態でしょうか。
さらに、傷ついた床を補修したりワックスをかけるなどのアフターケアを追加すると、家をキレイな状態で長持ちさせられます。
同様に…心と体を浄化した後、アーユルヴェーダの薬や食事で「アフターケア」をすることで、
わたしたちの心身をつくりかえ健康を維持しやすくなると考えるのです。
せっかく浄化してもアフターケアがおろそかだと、浄化療法の効果は半減しますから…
しっかり休養をとりつつ、栄養のある食事や薬でケアする期間は大切といえるでしょう。
処方されたアーユルヴェーダ薬は?
アーユルヴェーダの薬は、さまざまな薬草を由来とするものが多く、
内服するだけでなく、肌などに塗る外用のものもあります。
今回処方いただいた薬は…
- 薬用のギー
- 黒いペースト
- ハーブの粉
- 目薬
- 薬草オイル(外用)
の5種類でした。
薬の服用方法は…
- 2日に1回、朝の空腹時に
- 毎日、寝る前に
- 1週間に3回、外用する
など細かく決まっているので、忘れないように管理するのが一番大変かもしれません。
もちろん、旅先のベトナムにも持参して服用しましたよ。
アーユルヴェーダ薬を服用すると、どんな感じ?!
今回、インド旅をご一緒した友人は、苦手な風味の薬が処方されたようで
「つらい、飲みたくない…」と服用に苦心していましたが…
わたし自身は、わりと感覚的に好みに近いケースが多く、今回も「大好き!」な薬たちが処方されました。
まず、味がおいしい!のは、黒いペースト状の薬です。
ふんわりしたテクスチャーとさっくりした食感は上品なブラウニーのようで…
そのへんの「ヴィーガンスイーツ」よりおいしいのは間違いありません。
ええ、薬ですよ。
脳の機能を強化するなど効果は抜群で、ホルモンバランスをととのえてくれるようですが、わたしにとっては「ご褒美スイーツ」です。
そして、今回処方された「ハーブ粉末」の正体は、以前こちらでご紹介した「ヒングアシュタカチュルナ」。
消化をサポートする万能薬であり、8種類のスパイスのミックスです。
ヒングアシュタカチュルナも、わりと好きな風味なもので、薬を服用するのが楽しみになっています。
さらに、頭に塗布するために処方された薬草オイルは、ものすごく強力です。
このオイルを塗ると、何も考えられなくなり、強制的に深い眠りに入っていきます。
勝手ながら「強制リラックスオイル」と名づけたくなるくらい、気持ちよくて即効性があるのです。
というわけで、1回で効果を感じるものもあれば、効果はよくわからないけれど「おいしい」ものもあります。
即効性はなくても、そのうち「あ、ちゃんと効果あるんだ」と気づく日がくるので「果報は寝て待て」でしょうか。
薬をすべて服用し終わるまで、楽しくアフターケアをつづけていきます。