フランキンセンスの蒸留会へ
こんにちは!
「フランキンセンス」を蒸留する会に参加してきました。
フランキンセンスの和名は「乳香」。
エッセンシャルオイルとして楽しむほか、飲用や食用・お香にもなります。
ヨガと何の関係が…?
と思われるかもしれませんが、ヨガや瞑想と関係が深いかもしれません。
今日は、そんな「フランキンセンス」の蒸留会の様子をご紹介しましょう。
フランキンセンスとは?
「フランキンセンス」とは、中東やアフリカなどに生息するボズウェリア属の樹木からとれる「樹脂」です。
古くから…
- 神へのささげもの
- 場の浄化
- ミイラの防腐剤
- 病気の治療
- お香
として、重宝されてきたのだとか。
イエスキリストにまつわる逸話が残っているように、「宗教儀式」とのご縁も深そうです。
今でもバチカンの式典で、フランキンセンスが焚かれることがあると聞きました。
フランキンセンスの蒸留方法
今回、お世話になった会場は阿佐ヶ谷のSecret Gardenさん。
アラビックな蒸留器は伝導性の高い銅製です。
蒸留器にフランキンセンスの樹脂と水をたっぷり入れて、火をつけます。
出てきた蒸気が細長い管を通るうちに冷却され、
エッセンシャルオイルと蒸留水がたまる仕組みです。
なんだか、理科の実験を思い出さないでしょうか。
軽いオイルは上にたまり、蒸留水は下にたまることで二層に分離されます。
蒸気がでてくると、かぐわしい香りが部屋にただよいます。
蒸気穴に鼻を近づけると、それはそれはいい香り!
だいたい小一時間くらいでしょうか。
樹脂からオイルと蒸留水に分かれるのを楽しむ…ゆたかな時間となりました。
フランキンセンスの楽しみ方
フランキンセンスはエッセンシャルオイルとして楽しむだけでなく
- 樹脂をそのまま、食べる
- 樹脂を水に溶かして、飲む
- お香として、焚く
などの使い方があると教えていただきました。
樹脂を食べてみると…
ぶわ~~っとフランキンセンスの香りが口中に広がって、なんとも気持ちがいいです。
しかも「樹脂」なもので…「ガム」のように長時間、噛みつづけられます。
市販の「ガム」を食べるよりもよほど健康的ですし…
飛行機など気圧差で耳が痛くなるときに重宝しそうです。
樹脂を水に溶かしてつくる「ヒーリングウォーター」も試飲しました。
ほんのりとフランキンセンスが香って飲みやすいです。
フランキンセンスの樹脂が入った「ヒーリングウォーター」は胃腸をととのえる効果があるそうで、
本場のオマーンでは「おちょこに1杯」を朝夕飲むのだとか。
お香として燃やすのも最高です。
場を浄化するだけでなく、心を落ちつけて感覚をとぎすませてくれます。
そのため、古くから宗教儀式や瞑想などに用いられてきました。
ヨガをするときに焚きしめるのもよさそうですね。
フランキンセンスの世界を楽しみましょう♪