禁断の「ヴィーガンバター」

こんにちは!
夏になると、なぜか豆乳ヨーグルトが食べたくなります。

豆乳ヨーグルトはそのまま食べたり料理につかってもいいのですが…
ココナッツオイルを加えて冷やすと、「バター」のようになるのをご存じでしょうか。

おいしくてつい食べすぎる!ので、「禁断のバター」といえるかもしれません。
そして、植物100%のバターだからコレステロールなどが気になる方にもよさそうです。

今日はそんな「禁断のヴィーガンバター」についてご紹介しましょう。

「ヴィーガンバター」とは?

オイルをとりいれる目的

「ヴィーガンバター」とは、植物性のバターのこと。
わたしは豆乳ヨーグルトとココナッツオイルを主な原料にして作ります。

ヴィーガンバター

なぜココナッツオイルを使うかというと、ココナッツオイルには「冷えると固まる」性質があるからです。
ココナッツオイルは20度前後で固形になり、25度前後で液体になります。

つまり、ヨーグルトとココナッツオイルを混ぜて冷蔵庫で冷やせば「バター」のように固まり、
焼きたてのトーストの上にのせれば、じゅわっと溶けるという仕組み
です。

そんなココナッツオイルの性質を生かして、植物性のバターを作ります。

材料は豆乳ヨーグルトとココナッツオイル。

そして、塩やニンニク・バジルなどを入れて、香りのいいバターにしてもいいですし…
はちみつなどの甘味やラムレーズンを入れて、デザートのように仕上げてもおいしいです。

バジル塩味(左)とラムレーズン(右)

アレンジが豊富な上に、簡単に作れて、何よりおいしい!という優れモノ。
ぜひお試しください。

「ヴィーガンバター」の作り方

「ヴィーガンバター」の作り方は簡単です。

  • 水切りした豆乳ヨーグルト 130g
  • ココナッツオイル 70g
  • 塩 小さじ1/2
  • すりおろしたニンニク 1/2片
  • バジル 適量
  • コショウ 少々
  • ヒング 少々

  1. 豆乳ヨーグルトをコーヒーフィルターに入れて、一晩かけて水切りする
  2. 水切りした豆乳ヨーグルトにココナッツオイルを少しずつ加え、泡だて器でよく混ぜる
  3. その他の材料を加えて、冷蔵庫で冷やしたらできあがり!

  • 豆乳ヨーグルトがない方は、ふつうのヨーグルトでも似たような質感になると思います。
  • コーヒーフィルターがない場合は、キッチンペーパーやざるをお使いください。
  • ヨーグルトを一晩水切りすると、だいたい半分を下まわるくらいの分量になります。(例:200gのヨーグルトを水切りすると、100g以下になる)
  • ヨーグルトとココナッツオイルは一気に混ぜると分離するので、少しずつ混ぜてください。
  • バジル以外にも、ミントやコリアンダーなどでもおいしいですが…ハーブやスパイス類はなくても作れます。

「ヴィーガンバター」はデザートになる?!

「ヴィーガンバター」をデザートのように楽しむ場合のレシピは以下です。

  • 水切りした豆乳ヨーグルト 130g
  • ココナッツオイル 70g
  • はちみつ 30g
  • ラム酒に漬けたレーズン 適量
  • 塩 少々
  • シナモン 少々
  • カルダモン 少々

作り方は、塩味の「ヴィーガンバター」と同じです。

※ラムレーズンやスパイス類はお好みで。なくても作れます。

「ヴィーガンバター」の楽しみ方

「ヴィーガンバター」の楽しみ方は無限大です。

「バター」ですから、トーストにのせるのもいいですし、
ソテーした野菜と合わせていただくのもいいでしょう。

焼きたてのビスケットにのせる
ヴィーガンバター
じゅわっと溶けていく

甘い「ヴィーガンバター」はぜひデザートに。
そのまま食べてもおいしいですし、焼き菓子にクリームとして添えるのもいいですね。

ラムレーズンが入った「ヴィーガンバター」は、ビスケットでサンドすると
ラムレーズンサンドになりますよ。

今の季節は、常温で放置すると溶けてきますので、アウトドアには向かないです。

「ヴィーガンバター」を「ディップ」にアレンジ

さて、2パターンの「ヴィーガンバター」をご紹介しましたが…
「バター」ではなく「マヨネーズ」くらいの固さに仕上げることも可能です。

やり方は簡単!
ココナッツオイルの量をへらしたらいいだけです。

「ヴィーガンバター」はココナッツオイルの「冷やすと固まる」特性をいかして作っているので…
ココナッツオイルの量がへると、固まる力が弱まり、よりソフトな質感になるのです。

上記でご紹介したレシピではココナッツオイルを【70g】使いましたが、
【20g】にすると、こんなテクスチャーになります。

バターよりもやわらかい
ヴィーガンディップ

この感じだと、「ディップ」ですね。
マヨネーズやタルタルソースくらいの質感でしょうか。

蒸し野菜につけてもいいですし、サラダと和えるのもおすすめです。
バターよりもやわらかい分、料理のアレンジがしやすいかもしれません。

というわけで、トーストにじゅわっと溶かしたい方はバターの固さで、
サラダなどにディップとして使いたい方はココナッツオイル少なめで作ってください。

日本では、ココナッツオイルを液体で扱えるのは主に夏だけです。
秋になり、20度を下まわると固形化しますから、ぜひ夏のうちに楽しんでいただければと思います。

「禁断」の夏を楽しみましょう♪

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