「砂浴」で夏のデトックス
こんにちは!
じりじりと気温があがってきましたね。
ちょっと動くだけでも汗をかくこの季節は、「デトックス」に最適かもしれません。
夏という季節を利用して、体を根本からデトックスするおすすめの方法といえば「砂浴」でしょうか。
砂の中にうまって、のんびり気持ちよくすごすだけでデトックスになる「砂浴」。
サウナなどとちがってダラダラと汗をかきすぎることもなく、じんわりとした汗が全身から出て気持ちいいのです。
顔まわりや上半身からしか汗が出ない…方も、全身に汗をかくいい機会になります。
「海水浴」に行かれる方は、ついでに砂に埋まって「砂浴」も楽しんではいかがでしょうか。
今日はデトックス効果抜群の「砂浴」についてお話ししましょう。
Contents
「砂浴」の効果
砂浴は自然療法の1つです。
自然療法の大家である東条百合子先生が広くすすめられて、現在でも愛好家は多いと思います。
昔はフグの毒にあたったら「土の中に埋まる」という救命法があったように…
土や砂には、体から出る毒素やガスを吸着し浄化してくれる作用があるようです。
夏の強い日差しをあびた砂の中に入ると、じんわりした汗とともに毒素が排出されます。
たとえば、ふだん香水をよく使っている人が砂浴をすると、甘い臭いがあたりを漂ったり…
糖尿気味の方が入った砂は、ハエなど虫にたかられたりするくらい、毒素がガスとなって出てくるのです。
そして、「出てくる」のは毒素だけではなくて…
「子宮筋腫」の人が砂浴をすると、砂浴後に筋腫(赤い塊)が出てきた…という話も聞きます。
東条先生によると婦人科系の疾患に大きな効果があるほか、
「神経痛、リウマチ、腰・肩の痛み、皮膚病、宿便排出」にも効果的とのことです。
健康な人でも、ふだん生活するなかで化学物質や公害毒などを体にためこんでいるでしょうから、
毒素をデトックスするいい機会になると思います。
「砂浴」のやり方
砂浴は自分でもおこなえます。
とはいえ、家族や友達など誰かと一緒の方が砂をかけてもらったりできていいでしょう。
できれば、人が少ない静かな砂浜でおこなうのがおすすめです。
「シャベル」と「パラソル」は必需品。
自分がうまる「穴」をシャベルで掘りかえします。
「かんおけ」を掘るようなイメージでしょうか。
砂の中で膝を折り曲げられるように角度をつけたり、リクライニングチェアのように背もたれを斜めにしておくと、長時間入っても疲れません。
首から上だけを砂の外に出して、全身は砂の中にうまります。
パラソルを固定して、顔に日光が直射しないように気をつけましょう。
砂の中に入ると、最初は脈が早くなりチクチクとかゆみを感じますが、
やがてじわじわと汗をかいて、気持ちよく眠ってしまいます。
波の音がいいBGMになるのです。
本を読んだりラジオを聞いたりして時間をすごすのもいいでしょう。
注意点は、途中でちびちびと水を飲んで水分補給をするくらいでしょうか。
病気の人は「6~8時間くらい」入っているのがいいと言われますが、単なるデトックス目的なら数時間で十分ではないかと思います。
砂浴から上がったら、砂をはらってシャワーを浴びたら終了。
シンプルで簡単なのが「砂浴」だと思います。
「砂浴」の裏ワザ編
砂浴中は、木綿など天然素材の下着だけで砂の中に入るようにすすめられます。
「海水浴」のついでであれば、水着のままでもいいでしょう。
可能な人は、全裸で入るとより気持ちがいいです。
大き目のワンピースだけ着て、脚から少しずつ砂をかぶせていき、少しずつワンピースを脱いでいけば裸を見られる心配はありません。
砂浴の途中でトイレに行きたくなったら、ガマンせずに行ってください。
砂に入り直すのが面倒かもしれませんが、尿意はガマンしないようにしたいところ。
上級者になると、砂にうまったまま用を足す人もいます。
ずっと砂の中にいられるなら、それもいいかもしれません。
ここまで読んで「なんだか、ハードルが高い」と感じられた方は、「脚だけうまる」のもおすすめです。
脚だけなら穴を掘る「シャベル」もいりません。
ささっと脚に砂をかけて、寝転ぶだけでも気持よさを感じていただけると思います。
太陽のめぐみがふりそそぐこの季節、強い日差しと砂の熱を利用して、デトックスしましょう。
「砂浴」について詳しくはこちらの本をご参照ください。