世界の「発酵タケノコ」レシピ
こんにちは!
タケノコが美味しい季節ですね。
最近は、近所でとれたタケノコやいただきものやらで、毎日のようにタケノコを食べています。
タケノコご飯にするともう最高です!
しかし、おいしくてつい食べすぎたせいか、肌荒れしてしまいました。
インドの伝承医学アーユルヴェーダで「タケノコ」は、体にたまった熱や水分をデトックスし、肌の調子をととのえると知られています。
それなのになぜ肌荒れするのか…
どうも大量にとることで、あく抜きでとりきれなかった毒素の成分が悪くはたらいたようです。
もちろん、適量を食べる分には害になりませんが、食べすぎると肌荒れするケースもあるそう。
では、わたしのような大食な人はどうしたらいいのか…
タケノコを発酵させたらいいのです。
なぜなら発酵することで毒素がへり、栄養価がふえるからです(詳しくはこちらから)。
「発酵タケノコ」は栄養価の高さから「グリーン・ゴールド」と呼ばれているのだとか。
実はタケノコの発酵はアジア全般で古くからおこなわれてきました。
「発酵タケノコ」と聞くと、何か新しいもののように感じるかもしれませんが、
日本流にいうと「メンマ」のこと。
今日はタケノコの美味しさを存分に味わいたい人にむけて、インドを中心に「発酵タケノコ」のレシピをご紹介しましょう。
インドの「発酵タケノコ」の作り方(シンプル版)
ネパールやインドの北東あたりでは、古くからタケノコを発酵させる習慣があります。
ネパール料理を食べにいくと、少し酸味のあるタケノコが入ったカレーがよく出てきて、とてもおいしいです。
どうやって作るのか調べてみると、地域によりさまざまなバリエーションがあるとわかりました。
たとえば、インドの北東に位置するナガランドの「発酵タケノコ」の作り方はとてもシンプルです。
- 洗ったタケノコを一口大にカットする
- 瓶に1を入れ、水を瓶の上までそそぐ
- 蓋をして、5日ほどで出来上がり
動画はこちらから。
他にも「タケノコをすりおろして瓶につめるだけ」という作り方もあるようです。
空気が入らないようにタケノコを瓶に押し込むだけで、水もいりません。
ちなみにナガランドの人たちの顔は、日本人そっくりです。
いわゆる「インド人」と聞いて想像する顔立ちではありません。
外見が似ているから味の好みも似るはず…などと言うつもりはありませんが、なんだか親しみがわかないでしょうか。
インドの「発酵タケノコ」の作り方(アレンジ版)
ナガランドの「発酵タケノコ」の作り方はとてもシンプルですが、もう少しアレンジされたレシピもあります。
下茹でしたタケノコをカットし、
- ニンニクとクローブを砕いたもの
- 唐辛子パウダー
- マスターシード
- マスターシードオイル
などと一緒に漬け込む方法です。
詳しい材料と作り方はこちらから。
スパイスが効いて、食欲をそそりそうな「発酵タケノコ」ですね。
その他の地域の「発酵タケノコ」の作り方
インド以外にも、アジア全般で「発酵タケノコ」のレシピがあるようです。
塩水やお酢を使って漬け込むスタイルですね。
一方、日本の「メンマ」は、発酵させた後に天日干しするなど手が込んでいます。
詳しい作り方はこちらから。
さて、作ってみたい「発酵タケノコ」はみつかったでしょうか。
タケノコが大量にある方、たくさん食べたい方は発酵させるといいでしょう。
「発酵タケノコ」は保存がきくし、炒め物やカレーなどさまざまな料理に使えます。
たとえば、発酵タケノコを使ったお米のパンケーキのレシピはこちらから。
お米の甘味と発酵タケノコの酸味でおいしそうです。
発酵タケノコがパンケーキにもなるなんて…タケノコの懐の深さを感じないでしょうか。
美味しく旬をとりいれて、すこやかにすごしたいですね。