ヨガと緊急時

ヨガ

こんにちは!
10年ほど前に、はじめて胃カメラの検査をうけたときに、「ヨガをやっていてよかった!」と感じました。

検査中、「呼吸」に意識を向けていると…
カメラが体の中に入ってくるときに感じる不快感や嘔吐反応にパニックにならず、落ちついていられたからです。

検査や手術、あるいは大切な試験といった、いつもと違う場面で緊張や不快感をともなうときに、ずっと自分の側にいて味方になってくれるのが「呼吸」であり、
日々のヨガの練習が力になってくれると気づいたのです。

ヨガは、日々の生活の質をあげるだけでなく、
緊急時にも威力を発揮する…と感じます。

今日はそんな「緊急時」に役立つ「呼吸」の話をしましょう。

「緊急時に深呼吸!」の真価

呼吸

医療行為や試験など、何か非日常の場面で緊張すると…
呼吸が浅くなりがちです。

そんなときは、「深呼吸」が一番。
深く息を吐いて、吸う…それだけで心が落ちつく方も多いでしょう。

ただ、ふだんから深呼吸をされていない方よりも、
ヨガや瞑想などで深呼吸をして、呼吸を観察する習慣がある方の方が「緊張時の落ちつき」に差が出るのではないかと思います。

なぜなら、呼吸を意識して、観察する習慣があると…
自身の「ニュートラルな状態」を把握できているからです。

呼吸によって、いつでも「ニュートラルな自分」に戻れるとしたら、
緊張時やパニック時にも、落ちつきを取り戻しやすいのではないでしょうか。

もちろん、「100%リラックスしてる」とはいえないかもしれませんが、
少なくとも「パニックに陥る」状態からは回避できるはず。

深く呼吸をするごとに「自分を取り戻せる」のは、大きな力となります。

毎日、呼吸を意識する

ヨガと瞑想

というわけで、緊急時だけでなく、日常から呼吸を意識しておこなうことが大切です。

すでにヨガや瞑想をする習慣がある方は、体やマインドの動きだけでなく、
呼吸に意識を向けることをどうぞお忘れなく。

呼吸に意識を向ける習慣がない方は、寝る前に深呼吸をするだけでもいいでしょう。

  • 息を吐くときはしっかりと吐ききる
  • 吸うときは、お腹がふくらみきるまで吸う

ということを意識しながら呼吸をくりかえし、体の状態を観察してください。

観察して、何も感じられなくても、言語化できなくてもOK。
ただ、体の感覚を味わうだけで十分です。

わたしたちは、息を吐ききることで「死」の練習を、
息を吸いきることで「生」の練習をしている
のかもしれません。

呼吸により「生と死」を練習できるとしたら…

緊急時はもちろんのこと、いつか肉体から旅立つときにも、
安心して離れていけるのではないか…と想像したりします。

さあ、深呼吸をしましょう!

5月のプラブヨガのスケジュールはこちらから。

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