インドでのラマダン体験

こんにちは!
今回インドでお世話になっているホームステイは、イスラム教徒のご家庭です。

ハウスルールに「飲酒禁止」があるのは、ムスリムのご家庭ならではでしょうか。

タバコとお酒は禁止
快適なお家

さて、およそ1ヶ月のラマダン(断食)を経て、いよいよ今日は「イード」とよばれる断食明けの祝祭です。

イードの今日は、インドでは祝日であり、多くの人は休日です。
ホストファミリーは、アレッピーという風光明媚な場所まで遠出するのだとか。

わたしにも「一緒にどう?」と誘っていただいたものの、こちとら普通の平日ですから、仕事をしなければなりません。

謹んでお留守番を引き受けさせていただきました。

今日はそんなムスリムの断食についてレポートしましょう。

真夏の過酷な断食

私が滞在している南インド・ケララ州では、イスラム教徒の割合は約30%ほどです。

インド全体でイスラム教徒の割合は15%ほどなので、比較的ムスリムが多い地域といえます。

さて、敬けんなムスリムのみなさんは約1ヶ月の断食をしてきました。

「人による」という前提ですが…
断食中は、日の出から日の入りまでの時間に、食べ物はおろか水さえ口にしないのだとか。

南インドは夏本番。
日中は34〜35度くらいまで気温が上がりますから、喉がかわかないわけありません。

そんな中で通勤したり、人によっては肉体労働をしたりと、普段どおりの活動をするのです。

外に出れば汗をたくさんかきますし、暑い!にもかかわらず…
水一滴さえ口にしないなんて、過酷すぎる行ですし、すごいと感心させられます。

水分を蓄えるドリンク

ラマダン中は、日中に断食をしたら、日没後にようやく水やご飯を摂取できます。

この日没後の最初の食事のことを「イフタール」とよび、家族や親戚が集まって食事を楽しむのです。

イフタールにお招きいただいた

この日はバジルシードの甘いドリンクとパイナップルジュースが最初に提供されました。

水分を豊富にふくんだバジルシードが、体に水分を蓄えて喉のかわきを軽減してくれる効果があるそうです。

食事内容は、フルーツやドリンクからはじまり、メインディッシュへと続いていく、ちょっとした宴です。

総勢20名のイフタール

過酷な断食後の楽しい宴。
みんな遅い時間まで陽気に食事を楽しむのも納得です。

ベジ仕様のイフタール

というわけで、今日はインドでのラマダンについてご紹介しました。

今日はムスリムの祝祭。
わたしたちも食を、そして人生を楽しみましょう。

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