南インドの池と水泳

こんにちは!
インドにやってきました。
今回は成田からムンバイまで直行し、ムンバイから南のコチまで移動するルートです。

南インドは夏のはじまり。
ものすごく暑いです。
朝と夜は27℃前後で快適なのですが…
日中は34℃くらいまで気温が上がります。
何より、日差しがジリジリと照りつけて、歩くだけで汗がふきでてくるもの。
今回は乗馬クラブの近くに宿をとったものの、あまりの暑さに乗馬の気分ではありません。
泳ぎたい!と思って調べたら、面白いプールをみつけました。
今日は緑色の怪しいプールに足繁く通いはじめた話をしましょう。
南インドの怪しいプール
夏の南インドで体をクールダウンするには、泳ぐのが一番です。
今回、お世話になっているプールがこちら↓

緑色でやばそうな雰囲気を感じていただけるでしょうか…?

「池じゃないの?」と思われた方、正解です!
池の底にタイルをはって改装したプールなのです。
塩素は使っていないし、化学物質もゼロ。
100%ナチュラルな池プールです。
池で泳いで、大丈夫なのか?
さて、緑色の池で泳いで安全なのか?疑念をもたれる方も多いでしょう。

このプール、池ではあるものの、地下で湧き水とつながっているため、常に循環しているそうです。
1日で30%の水が入れ替わるとのこと。
つまり、3〜4日もすれば、すべての水が入れ替わることになります。
そして、自然素材でできたフィルターを設置しているので、安全に泳げる環境なのだとか。
ケララ州の池と水泳

南インドのケララ州には、昔からkulam(クラム)と呼ばれる伝統的な池があります。
お寺の中や家庭の敷地内で目にすることが多いでしょうか。
入浴や洗濯など生活用水として利用する他、儀式にも使用してきたのだとか。
昔は、象をこの池で洗ったという話も聞きました。
kulamは地下で湧き水や地下水とつながって循環していることが多く…
南インドの人たちは、昔からkulamで涼をとる習慣があったようです。
実際、以前に滞在したアーユルヴェーダの施設にはkulamがあって、滞在客が泳げるように開放されていました。
はい、本当に泳げる池なんです。
池プールは最高!
さて、今回お世話になっているプールも元々kulamでした。
温度調整されていないナチュラルな水は、暑いこの季節にちょうどいい冷たさ。

中に入って泳ぐと、最高に気持ちがいいです。
藻などの影響で水は緑色ですから、水中の視界はイマイチですが…塩素プールの嫌な感じが一切ないのがありがたいところ。
目は赤くなりませんし、髪もバサバサになりません。
泳いでいる最中も泳ぎ終わった後も、快適なのです。

プールの壁がゴツゴツしているので、ラッシュガードがちょうどよかったです。
池プールのシステム
プールの長さは20メートルくらいでしょうか。
3つのレーンにわかれていて
- 初心者または泳げない人
- 問題なく泳げる人
- 試験を受けて合格した人
ごとに泳ぐ仕組みです。

プールの底はお椀型で、真ん中が一番深くなっています。
深いレーンは試験に合格したトップスイマーたちのエリア。
わたしは「問題なく泳げる人」レーンで水泳を楽しんでいます。
今は乾季なので、足がつく深さですが、雨季には水の量がぐんと増えるようです。
…というわけで、今日は一足先に夏の話題でした。
ケララ州に来たら、ぜひナチュラルな池プールを楽しんでください。
コチ市内の池プールはこちら↓
Life aquatic club
Changampuzha Samadhi Road, Edappally, Ernakulam, Kerala 682024, India