冬の乾燥対策に○○!

こんにちは!
今日は立春ということで、暦の上では春のはじまりですね。
とはいえ、まだまだ寒いですし、乾燥が気になる方も多いのではないでしょうか。
乾燥対策には、オイルを塗るなど外からのケアも有効ですが、
内側からうるおう必要があると実感します。
というわけで、今日のタイトル「冬の乾燥対策に○○!」の○○とは…「植物性コラーゲン」。
内側から保湿しましょう!というお話です。
「植物性コラーゲン」とは、コラーゲンと類似する保湿効果や抗酸化作用を
もつ成分がふくまれる植物性のタンパク質や多糖類のこと。
動物性のコラーゲンと違い、体内で直接コラーゲンとして再生されませんが、
コラーゲンの生成をサポートする栄養素として機能するそうです。
とはいえ、動物性コラーゲンよりも植物性コラーゲンの方が消化が軽いので、
胃腸が弱っているときにもおすすめできます。
今日は「植物性コラーゲン」を使った薬膳デザートをご紹介しましょう。
内側からうるおう!植物性コラーゲン
冬の乾燥対策におすすめしたい「植物性コラーゲン」の食材は、
- 白きくらげ
- 桃膠(とうきょう)
の2つです。
「白きくらげ」はご存じの方も多いと思います。
白い「きくらげ」ですね。

そして、桃膠(とうきょう)がこちら。

桃膠は、桃の木から分泌される樹脂で、
英語では「Peach Gum」とよぶそうです。
とはいえ、乾燥した状態では「ガム」のような弾力はなく、硬くてカチカチしています。
水で戻すと約10倍の大きさになり、ぷるっぷるのゼリーのように変化するのがおもしろいもの。

白きくらげと桃膠(とうきょう)は、いずれも「美肌効果」にすぐれており、
「植物性コラーゲン」として知られます。
ChatGPTによると、以下の効果が期待できるそうですよ。
白きくらげは、ヒアルロン酸に似た多糖類(特にトレメラ多糖体)を豊富に含んでおり、優れた保湿力があります。これが肌の潤いを保ち、乾燥やシワを防ぐのに役立ちます。
桃膠はコラーゲン様の成分を含んでおり、肌の保湿や弾力の維持に役立つとされています。
乾燥肌の改善や、シワ・たるみの予防に良いとされ、美容デザートとして人気です。
白きくらげも桃膠も、内側から保湿してくれるイメージでしょうか。
さらに、美肌効果だけでなく
- 免疫力UP
- 抗酸化作用
- 腸内環境の改善
- 血糖値やコレステロールの管理
なども期待できるそうですから、ぜひ生活にとりいれたいですね。
植物性コラーゲンを使った薬膳スイーツ
というわけで、今回作った薬膳スイーツがこちら↓

材料は、以下です。
- 白きくらげ
- 桃膠(とうきょう)
- 蓮の実
- 甘酒
- 豆乳
- 寒天パウダー
- クコの実
白きくらげ・桃膠・蓮の実は水につけて戻します。
※白きくらげと蓮の実は一晩で十分戻りますが、桃膠は丸一日くらい時間がかかりました。

材料をざるにあげて鍋に入れたら、甘酒と豆乳と寒天を加えて煮るだけです。
ライスミルクやオーツミルクなど他のミルクでもいいですし、
甘味が足りない方は、黒砂糖を入れてもいいでしょう。
仕上げに、クコの実をかざって冷やしかためたら完成!
簡単スイーツのできあがりです。

※分量は適当にやりました。お好みでアレンジしてください。
冷え性の人は要注意?!

今回ご紹介した薬膳スイーツの「白きくらげ」と「桃膠(とうきょう)」は、
中医学で「涼性」にあたるようです。
体を極端に冷やす作用はありませんが…
体内の余分な熱や乾燥を和らげる働きがあり、体をやや冷やす特性があるのだとか。
体に熱がたまりがちな方や、熱による炎症で乾燥しがちな方にはピッタリな一方、
冷え性や低体温の方は注意が必要かもしれません。
冷えが気になる方は…
なつめやシナモン、クコの実など温性の食材と組みあわせたり、
あたためて食べたり、あるいは少量からおためしください。
わたしはアーユルヴェーダでいうとピッタ(火のエネルギー)が強いので
体内の余分な熱をさましてくれる今回のような植物性コラーゲンはちょうどよさそうです。
体の内側からうるおって、冬のカサカサを撃退しましょう。