インド占星術からの祝福

こんにちは!
お正月は初詣にいかれた方も多いでしょうか。

新年からお祈りをするいい機会になったことと思います。

お祈りといえば、2024年パンチャカルマツアーで出会ったインド占星術師のデニーシュ先生が、
「神への祈りとは、お願い事を言うことではない」と言い放ったのを思い出します。

鑑定の準備をするデニーシュ先生

実は…「健康でありますように」とか「夢を実現できますように」といった、
自分にとって都合のいい「お願い事」は、インド的には「神への祈り」ではありません。

ツアーの中で、アクティビティの一環として楽しんだインド占星術の鑑定でしたが、
インド占星術は、わたしたちと価値観のちがう「視点」を与えてくれます。

今日はインド占星術のデニーシュ先生の名言を3つご紹介しましょう。

神への祈りは、お願いをすることではない

インド占星術の鑑定をしてくださったデニーシュ先生によると、
神への祈りとは、神社やお寺で自分のお願い事を言うことではありません。

「静かに座って、神が自分の内側にいることを知覚すること」こそが神への祈りなのだとか。

インド人のインド占星術師は、鑑定をするときによく
「○○神に祈りなさい」という処方をします。

「○○神」はシヴァ神やヴィシュヌ神など神様の名前が入り、
人生でおこるさまざまな困難への対処として、「祈り」が推奨されるのです。

日本人的な感覚だと、「はいはい、お寺で祈ったらいいんでしょ?」と軽く考えがちですが…

神様が自分の中に存在することを感じるプロセスこそが
神への祈りにあたるとしたら、「神に願い事をする」のは、ちょっと意味合いがちがってきます。

もちろん、お寺や神社に行くのはいいことですし、お願い事をするのもOKですが、
インド的な価値観での「祈り」の本質を忘れないようにしたいですね。

神を信じるあなたを、神は祝福する

パンチャカルマツアーでおこなったインド占星術の鑑定の中で、
デニーシュ先生は、ある参加者さんに

あなたは神を信じている

そんなあなたを神は祝福する

…とおっしゃいました。

もちろん、その方が「わたしは信心深いです!」と宣言したわけではなく、
先生がホロスコープをご覧になって、そのように解釈されたのです。

なかなか興味深いフレーズではないでしょうか。

「神を信仰する人には、神がえこひいきしてくれるよ!」という意味でないことは確かですね。

神を信じ、祈りをささげる習慣のある人は、大なり小なり…
自分の中にやどる神性を知覚しているはずで、「神」がより身近なものになります。

そうすると、たとえばラッキーな出来事がおきたときに、
「神からの祝福」だと受けとりやすいのではないでしょうか。

つまり、信仰とは神から祝福を知覚し、受けとる力を
高めてくれるものかもしれません。

「神を信じるあなたを、神は祝福する」とは、シンプルながら素敵な言葉ですね。

あなたと話すために、わたしはここに呼ばれた

さて、そんなインド占星術師のデニーシュ先生ですが、わたし(あつこ)に対しては
子宝にいい地元のお寺をご紹介してくださった後…

「あなたにこの話をするために、わたしはここに呼ばれたのですね」と言って
ニッコリ笑われたのが印象的でした。

にこやかなデニーシュ先生

インド人はよく、「あなたは自分でここに来たんじゃない、神があなたを呼んだんだ」という言い方をします。

自分で選択をしているようで、実は神から呼ばれたから物事を進められた…と考えるのです。

つまり、何事も神からの祝福なしには成立しないわけだから、
何か物事が進むとしたら、神の意志がふくまれているといえるでしょうか。

少なくとも、日々の生活の中で、

  • 「誰かと出会うために、神に呼ばれた」
  • 「誰かに何かを伝えるために、自分はここに来れた」

…と考えると、人生がより豊かになるように思います。

というわけで、今日はインド占星術師のデニーシュ先生がおっしゃった言葉の中で
印象的だったものを3つとりあげました。

みなさまの新年のスタートに、祝福となるものがあれば幸いです。

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