インドの不妊治療クリニック 3つの特徴
こんにちは!
気がつけば、インドに来て1ヶ月がすぎています。
先週、街中のアパートから住宅街のホームステイに引っ越しをしました。
街中の方がなにかと便利ではありますが、住宅街の落ちついた環境がとても気に入っています。
さて、今回のインド旅は不妊治療を目的としています。(くわしくはこちらから)
今日はインドで不妊治療を専門とするクリニックがどんな感じなのか?
日本と比較しつつ、特徴を3つご紹介しましょう。
インドの不妊治療クリニック 3つの特徴
インドの不妊治療クリニックは
- クリニックに神様がいる
- 雰囲気が明るい!
- 患者が若い
などの3点で、日本のクリニックと違いがあると感じています。
それぞれ詳しくみていきましょう。
①クリニックに神様がいる
インドの不妊治療クリニックには、神様コーナーがあります。
- 障がいをとりのぞくガネーシャ神
- 子どもを授けるクリシュナ神
- すべての恩寵の源であるデーヴィ女神
などが鎮座されているのです。
日本のクリニックも神棚くらいならあるかもしれませんが、ここまで大きくないでしょう。
何をなしとげるにも「祝福」が必要だと考えるインドならではですね。
②雰囲気が明るい!
わたしがお世話になっているインドの不妊治療クリニックは、雰囲気が明るくなごやかです。
ドクターやスタッフがニコニコしていますし、患者ものんびりくつろいでいるように見えます。
患者どおしで気軽にあいさつしたり、話ができる空気感ですね。
国民性の違いかもしれませんが、日本の不妊治療クリニックでただよう…ピリピリした空気が全くありません。
わたしはこれまで、日本で計4〜5個のクリニックのお世話になりましたが…
- 医師
- 看護師などスタッフ
- 患者
のいずれか、あるいは全員がピリピリした雰囲気のクリニックが多かったのを記憶しています。
少なくとも、初対面の患者どおしがのんびり話せる空気ではありませんでした。
③患者が若い
日本の不妊治療のクリニックと比較すると、インドのクリニックの方が若い患者さんが多いように感じます。
おそらく20代だと思われるご夫婦に、ご両親がつきそっているケースもめずらしくないです。
ドクターによると、インドでは不妊を「問題」とする傾向がとても強いのだとか。
たとえば、結婚して1年たって妻が妊娠していなければ、あらゆる場所であらゆる人から
- 「子どもは?」
- 「まだ?」
- 「なんで?」
…と問われるそうです。
ひー、おそろしすぎるインド社会。
日本とは比べものにならないくらい、周囲からのプレッシャーが強いのでしょうね。
つまり、不妊を家族全体で「問題」と考えるからこそ、ご両親がつきそうのでしょうし、金銭的にもスポンサーになっているのだと思われます。
とはいえ、「子どもをもつべき!」という外圧が強い分、若いうちから治療を受けることで授かる可能性が上がるのだとしたら、結果的にはいいのかもしれません。
逆に、「子どもは必要ない」と考える方にとっては、なかなか生きづらい社会ではないでしょうか。
…というわけで、今日はインドで不妊治療を専門とするクリニックについて、日本と比較しつつ特徴を3つご紹介しました。
診察や患者のケアの仕方も日本と全然ちがう…!と感じたので、また別の記事でご紹介します。