天空の茶畑へGO!

こんにちは!
10月に入りましたね。

日本はすごしやすい気候になってきているでしょうか。

わたしは週末に、南インドの中でも標高の高い「ムナール」という場所を旅してきました。

気温はだいたい20度前後。
見渡すかぎり茶畑が広がり、雲海の中をお散歩できる…美しすぎる高原でした。

今日はそんなムナールへの週末弾丸旅行の様子をお届けしましょう。

ムナールとは?

わたしが滞在しているコチ(Kochi)は南インド・ケララ州の海側、つまりアラビア海の近くの都市です。

海側のコチから山側へ

一方で、ケララには高原地帯があるのをご存知でしょうか。

通称「Hill Station」と呼ばれるムナール(Munnar)は、インドで人気の観光地。

美しい景色と紅茶の生産地として知られます。

日本では、インドの北東部にあるアッサムやダージリンなどが紅茶の産地として有名ですが…
実は南インドにも「ニルギリ」など紅茶の名産地があり、ムナールもその1つですね。

コチからムナールは高速バスで3〜4時間ほど。
ちょうど東京から山梨に行くくらいの距離感に近いでしょうか。

バスは片道200ルピー(約350円)。
深夜3時半に出発する便でムナールへ向かいました。

山頂から街を一望する

バスが遅れたので、ムナールに着いたのは土曜の朝8時すぎでした。

ムナール駅

すでに標高が高いので、長袖が必要な気温です。

軽く朝ごはんを食べて、まっさきに向かった場所はムナールで最も標高の高い山頂でした。

「バカと煙は高いところが好き」的な言葉がありますが、わたしはまさにその典型。
高いところからの景色が大好きなのです。

ムナールから山頂に向かうローカルバスに乗りこむと、曲がりくねった道をぐんぐんと登っていきます。

あたり一面には茶畑が広がり、美しい湖があらわれ…見ていてあきません。

茶畑(バスの車窓から)
湖(バスの車窓から)

1時間ほどのぼったら、いよいよ山頂!
最後は雲海の中を歩いて山頂に向かいました。

どどーん!
お猿の赤ちゃん、見えますか?

連なる山々の美しさに心をうたれます。

朝早いので観光客がまだ少なく、のんびりできました。

絶景の宿とサプライズ飯

山頂を楽しんだ後は、バスでムナールまで戻り、ランチを食べてから宿へと向かいます。

牛の行列をかわして進む

宿は観光の中心から少し離れた場所にあり、これまた絶景でした。

チャイでほっと一息
宿から見えた虹
お茶畑
夕暮れ

1日目は早々に眠り、翌朝は周辺を散策します。

お茶畑が広がり、少し歩くと美しい滝がありました。

このあたりから滝の音が聞こえる
迫力の滝

周囲の絶景がすばらしいのですが、
この宿の真の「売り」は食事ではないかと思います。

ご飯がおいしすぎる!のです。

サプライズ飯

シンプルでありふれたメニューですが、素朴な味わいの中に、なんともいえない旨味が凝縮していて、驚かされます。

朝ごはんはイドゥリ(蒸しパン)

イドゥリは南インドを代表する朝ごはん。
メニューとしては「ごく普通」なのですが、味わいは「今まで食べたことがない!」おいしさで衝撃が走ります。

間違いなく、インドで食べたご飯の中で一番おいしい!と断言できるでしょう。

というわけで、胃袋をつかまれたわたしは、「来週も来ていい?」と予約を入れて、宿を後にしました。

はい、わたしの行動原理は食ですね。
今週末もまた行ってきますよ〜♪

バスに翻弄される日本人

最後に余談を1つ。

帰りのバスは、出発時間の20分前には到着してくれて、ラッキーと思って乗りこみました。

夜の便で帰る

しばらく出発しそうになかったので、運転手さんにお声がけして、貴重品だけ持ってトイレに行ったのです。

しかし、トイレから戻ると、バスがいない…!
まさかの、置いていかれたようです 笑。

あわててバス会社のスタッフに尋ねたら、街を走ってからまた戻ってくるとのこと。

荷物はバスの中ですし、ヒヤヒヤしながらバスが戻るのを待ったのでした。

結局、バスはちゃんと戻ってきてくれて、無事に帰れましたが…
往路の遅延もふくめて、なにかとバスに翻弄された旅でした。

トラブルは旅を味わい深くしてくれるスパイスですね。

Follow me!