パンチャカルマ【day16】慣れは恐ろしい
こんにちは!
帰国して1週間がすぎようとしています。
アーユルヴェーダの浄化療法「パンチャカルマ」はけっこう威力があって…
帰国すると体力が大きく落ちていることに気づかされます。
たとえば、ちょっと急な坂道を登れなくなっている…とか、
思考がはたらかなくて会話できない…とか、思いがけないポンコツぶりが明らかになるのです。
パンチャカルマ前のわたしのエネルギーを「100」だとすると、
- 帰国直後は「2~3」
- 帰国して数日すると「10~15」
- 1週間たつと「30~40」
くらいに回復する感じでしょうか。
もちろん個人差はありますが…わたしの場合は、毎回のように帰国直後は「廃人」状態。
そのせいか、帰国して薬を服用しはじめてから、少しずつ快復していくプロセスがおもしろいです。
さて、引き続き、インド滞在記をご紹介しましょう。
今回は、パンチャカルマ16日目のレポートです。
Contents
16日目のご褒美トリートメント
パンチャカルマ16日目は…
浣腸「ヴァスティ」の前に、ご褒美トリートメント!ともいえる「サルヴァンガ・カシャヤン・ダーラ」が入りました。
- 「サルヴァンガ」とは「全体」
- 「カシャヤン」は「煎じ薬」
- 「ダーラ」は「たらす」
を意味する言葉。
つまり、全身にあたたかい「煎じ薬」がたらされる…気持ちのいいトリートメントなのです。
ベッドの上で座位の姿勢になると、セラピストが左右からあたたかい煎じ薬をかけてくれます。
温泉の「かけ湯」みたいなイメージでしょうか。
煎じ薬はベッドの下から回収され、ぬるくなるまで「かけ湯」はつづきます。
「サルヴァンガ・カシャヤン・ダーラ」は全身の炎症を解消または予防し、肌をキレイにする効果があるようです。
いよいよ750mlの浣腸へ
「かけ湯」トリートメントですっかりリラックスしたところで、
15日目の続きである…煎じ薬の浣腸がおこなわれました。
前回と同様に、量を調整しながら少しずつ煎じ薬が注入されていきます。
ドクターから「full?」ときかれるたびに、「もう少し、いけそう…」とGOサインを出していたら…
最大量の750mlが入りきったようで「終わったよ!」と声をかけられました。
体も少しずつ慣れていくのでしょうか。
15日目は600mlの煎じ薬で限界でしたが…16日目は750ml入ってもまだ余裕があるくらいです。
「サルヴァンガ・カシャヤン・ダーラ」でリラックスできたおかげかもしれませんね。
とはいえ、終わった後に体がクタクタになるのは15日目と同じ。
夜は外食しようとお誘いいただきましたが、お断りして、トリートメントセンターのやさしい食事を楽しみました。
いよいよ次回がパンチャカルマの最終日です。