「スパイスの王」で体をあたためる
こんにちは!
以前、スパイスの女王「カルダモン」についてご紹介しました。
「女王」がいるということは、「王」もいます。
「スパイスの王」をご存じでしょうか?
スパイスの王は、みなさんお馴染みの「コショウ」です。
なんでも奈良時代には日本に伝わり、薬膳として重宝してきたのだとか。
現代でも、コショウは料理によく使われます。
手軽に使えるだけに、もっとも広く使われるスパイスかもしれません。
「スパイスの王」と言われるだけあって、効能はもりだくさん。
特に、冷える季節にうれしい「体をあたためる」効果は見逃せません。
今日は、「スパイスの王」であるコショウについてご紹介しましょう。
Contents
スパイスの王「コショウ」の効能
「コショウ」の効能は…
- 体をあたためる
- 血行をよくする
- 発汗作用
- 消化機能UP
- 食欲UP
- 代謝UP
- 抗酸化作用
- 抗菌効果
- リラックス効果
- ストレス緩和
- コレステロール値の改善
- 血糖値のコントロール
- 防腐・防虫効果
などが知られます。
「体をあたためる」「血行をよくする」あたりは冷え性の方におすすめですし、
胃腸のはたらきもよくするので、消化まわりのトラブルがある方にもいいでしょう。
リラックスやストレス緩和など「心」にもはたらきかけるほか、
血糖値やコレステロール値など「血液」の健康にも効果的です。
南インドの「コショウ」
以前、南インドに滞在していたときに、コショウの実をよくみかけました。
コショウの実は、緑色をしています。
緑色の完熟していない実を「天日干し」すると、わたしたちがふだん目にする「黒いコショウ」のホール(実)になります。
日本のスーパーでは、コショウのホールをあらびきにしたものがよく売られていますね。
コショウは、天日干しで乾燥させる以外にも、薪でいぶす製法があります。
インドで仲良くなった友人が、緑色の実を自宅の釜でいぶして、お土産にもたせてくれました。
インドでは、日々の食卓にコショウはかかせませんし、
日本でも、手軽に使えるスパイスといえるでしょう。
わたしは、ココアやチャイなど甘い飲み物にコショウを少しふりかけて、アクセントにするのが好きです。
コショウで体をあたためて、冬を楽しみましょう。