「インドカレー」と「ネパールカレー」の違い

カレー

こんにちは!
以前、インドの田舎を旅していたときに、外国人がめずらしかったのか…
地元の若い女の子たちから声をかけられました。

「ねえ、あなたはどこの国の人なの?
当てるね!ネパール人でしょう?」と。

「ちがうよ」と答えたら、「え〜?」とがっかりした顔をされます。
そして、「わかった!イタリア人ね?」と自信満々で返されたのでした。

遠くなっとるがな!

イタリアはともかく、ネパールは地域によって日本人に似た顔立ちの方も多いので勘違いされたのでしょう。

顔立ちが似ているのも関係するのか…わたしはネパール料理が大好きです。
素朴でやさしい味が、なつかしさを思い起こしてくれます。

実際にネパールには行ったことがないので、日本で食べる「ネパールカレー」の印象にすぎませんが、どちらかというと「インドカレー」よりも好みです。

ところで、「インドカレー」と「ネパールカレー」の違いをご存知でしょうか?
今日はインドとネパールのカレーについて考えてみましょう。

「インドカレー」と「ネパールカレー」の違い

スパイス

ネパール人のシェフから伺った話によると、インドとネパールのカレーの違いは、スパイスの量だといいます。

「インドカレー」の方が、「ネパールカレー」よりも使っているスパイスの種類が多いそうです。

スパイスは薬効が高いこともあり、それなりの値段がします。
アジアの最貧国と言われるネパールでは、使うスパイスの種類も必然的に少なくなるのだとか。

しかし、スパイスの種類が少ない分、「ネパールカレー」はシンプルで素朴な味わいになります。

一方、豊富なスパイスを使う「インドカレー」は、スパイスのハーモニーが複雑で奥深い味わいをかもしだしてくれます。

つまり、一言で味の違いを表現すると…
「素朴なネパールカレー」と「洗練されたインドカレー」ということになるでしょうか。

どちらが好きかは、好みによるでしょう。

例外だらけの「インドカレー」

カレー

「インドカレー」はスパイスの種類が多い分、洗練されていると書きましたが…
これはあくまで「本格的なインド料理」を売りにする日本のレストランにかぎられます。

インド現地のローカルな食堂やお寺、あるいはインド人家庭でいただく「インドカレー」は、
「ネパールカレー」に近いシンプルで素朴なカレーが多いでしょうか。

そして、日本の街中でよくみかける「ナンとカレー」をセットにしたインド料理店は、
実際はネパール人が経営&調理しているケースが多いと聞きます。

とはいえ、「ナンとカレー」が売りのインド料理屋さんのカレーが
「ネパールカレー」仕様かというと、そうではありません。

「バターチキンカレー」など、日本人が「インドカレー」としてイメージする
コッテリしたカレーがメニューの売れ筋となっているようです。

つまり、「日本人が好きなインドカレー」をネパール人が提供するお店といえるでしょうか。

というわけで、「インドカレー」はさまざまなパターンがあるので、おもしろいです。
どれが気に入るかは、好み次第。

ぜひ、いろんなカレーを楽しんでください♪

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