アーユルヴェーダの治療に必要な費用

こんにちは!
今日はkindle本企画(バックナンバーはこちら)から、わたしが甲状腺の病気「バセドウ病」になり、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の治療で回復した話の続きです。
前回、日本とインドのアーユルヴェーダ治療の違いをご紹介しましたが…
治療にどれくらい費用がかかるのか?気になる方もいらっしゃるかもしれません。
アーユルヴェーダの古典書「アシュタンガ・フリダヤ」には、患者の条件として「金持ちであること」があげられています。
「金持ち」とは「薬などを買うだけのお金をもっている」という意味。
薬草は昔から貴重で、それなりの値段がするからです。
今日はわたしが甲状腺の病気「バセドウ病」の治療にかかった費用をご紹介。
「病気の治療とお金」をテーマに考えたいと思います。
「アーユルヴェーダの治療を受けてみたい方」も、「インドに行ってみたい方」も、気軽にお読みいただけるとうれしいです。
バセドウ病を「アーユルヴェーダ」で治療する費用
甲状腺の病気「バセドウ病」をインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」で治療したときにかかった費用は約46万円です。
【内訳】
・インドまでの往復チケット:¥88,089
・入院費用:¥357,000
※約2ヶ月の治療、宿泊、食事をふくむ・薬代:¥12,511
‐4ヶ月分の薬:¥7,656
‐帰国後に追加で送ってもらった薬:¥4,855・その他(VISA、SIMなど):¥3,090
‐郵送でのビザ申請:¥1,550
‐現地でのSIM:¥770×2回---------------------------------
計460,690
寛解までにかかった時間は約1年。
46万円は高いと思われるでしょうか、安いと思われるでしょうか。


バセドウ病を西洋医学で治療すると…?
もし甲状腺の病気「バセドウ病」を日本の病院で治療した場合はどれくらい費用が必要でしょうか。
すぐに治る人もいれば、長らく治療を続ける人もいるし、治療法も人によりことなります。
保険負担も人によるので、いちがいに「いくら」とはいえないでしょう。
人によっては数万円の負担だけで「寛解」するかもしれません。
一方、再燃率が高い病気としても知られており、長期間にわたり薬を飲みつづける人も多いと聞きます。
わたしは日本で治療を受けていないので正確な費用がわかりませんが、
仮に1ヶ月に平均3,000円(診察、検査ふくむ)ほどかかるとして、30年薬を飲み続けるなら…
108万円(3,000円×12ヶ月×30年)になります。
1ヶ月あたりの負担はそれほど大きくないものの、長期間薬を服用するとけっこうな金額になるのではないでしょうか。

デトックス目的の「パンチャカルマ」の費用は?
アーユルヴェーダの浄化法「パンチャカルマ」は、病人だけでなく、健康な人にも「デトックス」や「若返り」効果があると知られています。
健康な人が、インドで「パンチャカルマ」を受ける場合、期間的には1週間~10日間くらい必要だと思います。
わたしがお世話になった施設だと、2019年当時は1週間の治療で63,000円ほどでした。
- 宿泊
- 食費(1日3食)
- 診察
- 毎日のトリートメント
すべてふくまれます。
帰国後の薬代としてあと5,000円前後を用意しておけば大丈夫でしょう。
食事はアーユルヴェーダ仕様の健康的なごはん。
辛さや苦手なものなども調整してくれます。


宿泊は広々として清潔なコテージです。
そう考えると、意外とリーズナブルだと思われないでしょうか。
以上、今日は「アーユルヴェーダ」の治療費についてご紹介しました。
治療費は施設により大きくことなるので、必ずしもこの金額が「相場」とはいえないですが、「日本人がある程度快適にすごせる環境」での治療費の例と考えていただければと思います。
この記事が何かのご参考になれば幸いです。