アーユルヴェーダ治療の選び方
こんにちは!
今日はkindle本企画(バックナンバーはこちら)から、わたしが甲状腺の病気「バセドウ病」になり、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の治療で回復した話の続きです。
これまでの話を読まれて、「アーユルヴェーダ」の浄化療法「パンチャカルマ」にご興味をもたれた方もいらっしゃるかもしれません。
「パンチャカルマ」は病気の治療だけでなく、デトックスや若返りにも効果的なので、健康な方にもおすすめです。
この「パンチャカルマ」、実は日本でも受けられることをご存じでしょうか。
今日は日本とインドで「アーユルヴェーダ」の治療にどのような違いがあるかご紹介しつつ、治療場所の選び方について、わたしの経験からお話ししたいと思います。
デトックスや若返りにご興味がある方も、「パンチャカルマ」を受けてみたい方も、ぜひお読みいただけると幸いです。
インドと日本の「アーユルヴェーダ」の違い
インドにかぎらず、日本でも「アーユルヴェーダ」の治療を受けられます。
たとえば、ハタイクリニックさんやマハリシ南青山プライムクリニックさんなどが有名です。
病気の治療にかぎらず、気軽な健康相談も受け入れておられる様子。
でも、もし「パンチャカルマ」を受けるなら、インドがおすすめです。
なぜなら、インドの方が本格的な治療を受けられるからです。
とはいえデメリットもあるので、インドと日本で「アーユルヴェーダ」の治療にどのような違いがあるかをまとめてみました。
日本では日本語が通じるので楽ですし、どこで「パンチャカルマ」を受けても快適だと思います。
説明や施術も丁寧で安心できるでしょう。
しかし、輸入できる薬草類はかぎられるので、インドと比較して治療の幅はせまくならざるを得ません。
治療できる場所も少ないので、ドクターを選べる状態ではないといえます。
また、物価の違いや輸入コストなどで費用もかさむでしょう。
わたし自身、「バセドウ病」の治療時に日本とインドでの金額を見積もってみましたが、日本の方が2~3倍高いとわかりました。
逆にインドだと、費用が安価な上に薬草や器具などすべてそろっているので、治療の幅がひろいのがメリットです。
評判のいいドクターや専門分野のドクターを選べるのもうれしいですね。
一方、英語が苦手な場合、通訳や通訳アプリが必要になってきます。
そして、治療を受ける施設により快適さにばらつきがあるのもデメリット。
「快適さ」は文化の違いによるものでもありますが、
- 施術や説明が「雑」だと感じる
- 清潔感に不安を感じる
可能性も考えられます。
…というわけで日本とインド、いずれもメリットとデメリットがあるといえます。
「本格的な治療を受けられる」という観点では、治療の幅がひろいインドの方がおすすめですね。
「入院型」と「通院型」を選べる
インドで治療を受ける場合は、施設によって
- クリニックで寝泊りする「入院型」
- 毎日クリニックに通う「通院型」
を選択できます。
わたし自身は「入院型」をおすすめします。
治療を受けるための「移動が不要」で「しっかり休める」からです。
過去に、バセドウ病の治療以外でも「パンチャカルマ」を「通い」で受けたことがありますが、移動がつらかったですね。
クリニックと滞在場所は歩いて15分くらいの距離でしたが、治療で体力を使うので移動だけでも疲れます。
もし入院できる部屋がない場合は、「ホテル」よりも「アパート」や「ホームステイ」がおすすめ。
理由は自炊できる方が健康的ですし、「ホームステイ」だと場合によっては食事を作ってもらえるからです。
「都市」と「田舎」の治療の違い
都市か田舎かは好みにもよりますが、インドの都会は大気汚染がすさまじいので避けた方がいいと思います。
また、都市は誘惑が多いです。
治療中は「食べてはいけないもの」があり、基本的に静かにすごすようにすすめられます。
でも、「おいしそうなもの」「楽しそうな場所」を見聞きしてしまうと、誘惑と戦わなくてはならなくなります。
そういう意味で、不便なくらい何もない田舎の方がおすすです。
ただこのあたりは好みにもよりますので、ご参考までに…というところです。
以上、今日は「アーユルヴェーダ」の治療の選択基準を中心にお話ししました。
海外に渡航するのはまだむずかしそうですが、機会があればぜひインドでトリートメントを受けていただければ…と思います。