自分の時間を「1日5分」もつ方法
こんにちは!
12月にはいって、いつも以上にお忙しくされている方も多いのではないでしょうか。
今日は、忙しいなかで「自分の時間」をもつ方法について考えたいと思います。
わたしたちは日々をすごすうえで、いろんな「役割」があります。
- お子さんのいらっしゃる方は「母」「父」という役割
- 親世代からすると「子ども」としての役割
- 働いている方は、なんらかの「サービスを提供する人」という役割
1日中、この「役割」まみれになっていないでしょうか。
つまり、常に他者のために時間を使っている状態ということ。
子どもの世話をして、親のサポートをし、仕事して…「気づいたら1日終わってる…」となっていませんか?
そんなときは「5分」でもいいから、「素の自分」にもどる時間をもつことが大切です。
なぜなら、わたしたちの本質は「役割」ではないからです。
- 「わたしの本質は『お母さん』であることです」
- 「『課長』= 本来のわたしです」
ということはないと思います。
わたしたちは、日々「役割」を演じているだけなのに、いつの間にか「役割」が自分自身になってしまっていないでしょうか。
それは「役割」を本来の自分自身にかさねあわせて見ているということ。
今日はどうやって、「自分の時間」を確保して素の自分に戻るか…という話をしていきます。
毎日忙しくされている方ほど、ぜひ読んでいただきたいお話です。
「役割」のない時間をもつ
1日5分でもいい…「自分らしくすごせる時間」をもつことがおすすめです。
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、自分らしくあることこそが「健康」そのものだと考えます。
「健康」のことを「アーユルヴェーダ」では「スヴァスタ」といいます。
サンスクリット語で「スヴァ」は「自分」、「スタ」は「~であること」を指しますので、
つまり、「健康」とは「自分自身であること」なのです。
「自分らしくすごす時間」とは、
お風呂に入ってぼーっとする時間でもいいし、散歩して気分転換する時間でもいいです。
本を読んだり趣味に費やす時間でもOKです。
「それくらいならやってる!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、本当にその時間、自分のために過ごせているでしょうか。
散歩しながら
- 「スーパーであれを買って、夕食はこうしよう…」
- 「上司から言われたあの件、どう対応しよう…」
などと考え事をされていないでしょうか。
それは、「主婦としての役割」「仕事人としての役割」にのみこまれている状態ともいえるかもしれません。
頭の中が「なにかの役割」に夢中だと、素の自分にもどって「休める時間」にはならないと思われます。
どうしたら「役割」からはなれられるか?
だからこそ「役割」からはなれて、何も考えずにぼーっとされることがおすすめです。
- お風呂にはいって、ぼけーっとしてみる
- 瞑想をして、自分の内側に目を向ける
ということができたらとてもいいでしょう。
「つい何か考えてしまう…」という方は、「考えられない状態」をつくり出してみてください。
たとえば「プラブヨガ」。
クラスを受けたことがある方は、「地味な動きなのに、むずかしくて悶絶する…」という経験をされたことと思います。
思考は「あれ…?なんで…?」くらいしか、うかばなかったのではないでしょうか。
あるいは、ふだん行わない動きに「きつ~!」と夢中でやっていたら、いつの間にか1時間経ってる…ということもあるでしょう。
いずれにせよ、「今日の夕食どうしよう」「明日の仕事は…」などと考えられる余裕はないはず。
意図せず、自分自身に集中する時間になるのが「プラブヨガ」なのです。
「きつ~!」と感じるのが「本来のあなた自身である」というつもりはありませんが、少なくとも日ごろの「役割」から解放されることでしょう。
忙しい人、つまり、心がやさしくて他者のために「役割」をたくさん引き受けてしまう人ほど、こういう「何も考えない」時間が必要だと思うのです。
「プラブヨガ」の宣伝になってしまって恐縮ですが…「ちょっときつい」「ちょっと難しい」運動や作業でもOKです。
余裕がなく「考え事ができないくらい」の強度があるといいと思います。
「5分」も時間をとれない…場合は?
根本的に時間がなくて「5分」たりとも余裕がない…という方は、1日の「やるべきこと」が容量(1日24時間)を上まわっている可能性が高いです。
「何をやる」「何をやらない」か、根本的に整理された方がいいと思われます。
ワンオペ(1人で子育てすること)のワーママが書かれた「やめる時間術」という本があります。
この本では、「あれをやった方がいい」とライフハックを足し算していくのではなく、
優先順位を洗いだした上で「やめる」引き算をする方法について詳しく書かれています。
何にどれくらい時間をつかっているか、「タイムログ」をとるところからスタート。
ログ(記録)をとると、時間を客観的にみれます。
結果的に優先順位が整理でき、そこから取捨選択できます。
たとえば、筆者は「朝食を毎日同じメニュー」にされているそう。
朝食の「メニューを考える」時間や「食材を用意する」時間をやめて、他の優先順位の高いことに時間をあてているのだとか。
忙しい方にかぎらず、自分の価値観をたなおろししたいと思われる方は、読んでみるとご参考になると思います。
忙しい師走、心の余裕をもってのりきっていきましょう。